着ぐるみ的なもので別のものになるトロールさんの関係を何とか。出海まこと『邪神ハンター』(「魚の着ぐるみ」のやうなものを付けさせられた人が出る)とか、山本弘『地球最強姉妹C&Y』(ヒロインが「雄狸の着ぐるみ」型のぱわあどすーつに入れられ、恥かしい踊りをやらされる)、あー。
支那の『画皮』と、褌脱(着ぐるみ 中国ではこう書く)! さういへばMDを再生するメカを入手できたので宮村優子さんの『大四喜』ダビングしたのを聴き、平沢進師匠とか大槻ケンヂ御大とかの他、横山武御大の素晴らしい才能を満喫するのである。をとこしじふにも過ぎたな。
異世界生物で、適当なスウツを嗜み、魔道もちょっとやる一族がアレする。トンデモさん関係のラバーマスクのなんとかを嘲笑する言訳を彼らにつける。
異世界転移と裸 マイクルムアコックの小説に出てくる、異世界を転移しまくるダルジの皆さん。『幻獣大全』説によれば彼らはナドラーといふ「トロル」の、混沌に汚染された末裔で、ナドラーさんも某『指輪』のトロルがオークにこき遣はれるのと同じくマブデンと呼ばれる人類の人に奴隷扱ひされてゐたがソレと戦闘の方法が似るダルジの人はマブデンを使ってをる。『幻獣~』では、トトロにムーミンの影響を指摘してをるが、猛禽かなんかの頭を持つわんこ(の名前がダルジ) を持つダルジさんとかナドラーさんは自前で次元転移してをるが、猫バスを用ゐるトトロにマイクル・ムアコックの影響は、無い。
そのトーヴェはお国の関係とキリスト教の豊かな文化を吸収してアレとかそれを書いた訳であるが、トロルにもキリスト教の影響があるのであれが大嫌ひでアレのアニメ作ってた宮崎さんは「ムーミンですら僕には不気味です」(なんか『ファンタスティックプラネット』評)と言ってをる。なんかもやもやする。
スモートローレン(小トロール) Smatrollen
トロウ 人くらゐかそれより小さい。丘の下に住む。音楽が好き。若干大きめのアザラシは中に人が入ってをる俗信の中で、中の人がトロウである者はセルキーと呼ばれる説があった。こっちもアブダクションとキャトルミューティレーションしてた。トロールの方は帰還アブダクティはトロル魔道に対する耐性が付くのだが、こっちは不明。キャトルミューティレーションは、トロル系のくせにエルヴンボルトで本人が牛馬を撃ってアブダクトする。代りに「偽装事故死体」を置いておく。これは一見すると動物の死体に見えるが、ハエがたからなかったり狼とかが喰はなかったりする。奪った牛馬はトロウの皆さんでおいしくいただく。
フルドラ 『萌える!淫魔事典』では淫魔の一類で「エルフに似る」。キャロル・ローズ『世界の精霊・妖怪事典』ではドライアド。健部伸明編『幻獣大全』、イングリ&エドガー・ドーレア『トロールものがたり』では「フルドレ」表記でトロルの仲間にする。フルドラかフルドレは単数形か複数形かの違ひだとWIKIにあった。
具体的なアレは、人間サイズで、体のどこぞに穴が開いてゐて、牛尾が垂れてゐる。で他は美しい。丘の下に居住空間があって、そこで生息してゐる。被ると姿が見えなくなる姿隠しの帽子を持つ。創世の頃イヴが天主様へ見せたアベルとかカイン以外の子供で見せなかった「隠し子(物理)」の末孫とされる。WIKIによれば「フルドラ」は山猫耳。
なほKMブリッグズ大先生は『妖精事典』の「エルフ」の項目で「ハルドゥーフォーク」はかういふ傳承ですと書く。
ハルドラが出てくるアラン・ガーナー『ブリシンガメンのなんとかかんとか』えー。コロナ禍が起きるちょっと前に長野県松本市のポルノメディア屋さへ行ったらこれ売っとってなぁ、あー。
ノーム 大地の精霊でパラケルススがでっち上げたもの。『トロールものがたり』ではトロルの一類。それについて『幻獣大全』では、「ニッセかトムテ」としトロルの方の従業員とするが、『トロールものがたり』ではさういふ習性を持つフルドレの、人間の嫁になり霊魂を得て尾を落としたものの周りに、なんか仕事をしてゐると描かれる。Wikiによれば、「フルドレと密接に関連する地下住民」Tusseといふハウグフォークがをるらしい。
魂魄この世に留まりてがアレな日本人として、フルドレに転生した場合に魂の座が変な風に機能する可能性。ソレとしての「ノーム」Gnomeの方はアレとして、「インキュバス」はゲーテの昔以前から「土属性」と言ふことになってゐた。
Tallemaja(松の木のマリア) フルドレさんの別名。WIKIによると、ノルウェイで「huldrekall」といふ野郎フルドレがをる。魔道フルドレは死者の復活もできると。