アマゾネス クレオヴォロイ(肉食ひ)「未婚の肉をむさぼり食うアマゾン」アイスキュロスの表現
エルヴェ・マソン『世界秘儀秘教事典』によれば、アマゾネスはオリュンポス山へ来るよそ者を防いだといふ。
ヘロドトスによれば、船で漂着したアマゾネスの皆さんが土人であるサウロマタイの皆さんとだんだん異文化理解を徐々におもむろにやってをる。
騎馬民族らしい。WIKIにある「レオタードのようなもの」は、宮崎駿説における騎馬民族の衣装デザインのエビデンスでいい筈。でも船の操法を知らなかったので困ったらしい。
クレオヴォロイ(クレアが肉でvorreが「貪る」)と言ふ呼称がアイスキュロス「救いを求める者たち」にある。名詞について、英語版WIKIにあるアイスキュロスのスティガノール 「すべての人間を嫌う者」ヘロドトスのアンドロレテイライ「人の破壊者、殺人者」が使へん可能性が一応ある。F・コント『ラルース世界の神々・神話百科―ヴィジュアル版』で、アンティアネイライ 「人間に相当する」「アンドロクトノス」(男殺し)は確認しえた。英語版WIKIにあるイランの 民族名 「ha-mazan- 'warriors」と関連するかは全然わからないのだが、アマゾネスの皆さんはぺルタと呼ばれるちっちゃい三日月形の盾を使ってゐたのでペルティフェラと呼ばれたさうであるが、同じやうな盾をペルシャ帝国のますらを共も使ってたさうである(市川定春『武器と防具』文庫の方445頁)。名前はおっぱいでなくて「穀物を食べない」といふ説がある。
ペルシャ帝国の影響を受けたらしいトラキア、イリリアの辺の土人は、ヘルメットにマントといふ軽装で、投げ槍とロムパイア(湾曲してる上に斬馬刀ですか)を持ち、ペルタを帯びて戦った。ペロポネソス戦争では、彼らを蔑視するギリシャのますらをどもが、トラキア系のアイトリア人共にフルボッコにされる。ので、のちにギリシャではサカバンバスピスで有名なアスピスとかホプロンと呼ばれるでっかい円盾持った(多分普通の)部隊の他に、ペルタスタイと呼ばれる「軽装てふか兵」ができた。南方熊楠もペルタを「円盾」と訳してゐるが、この盾はギリシャでは丸いのがあるらしいとか部隊の兵士は大体外国から雇ったとか、ヘレーニス文化圏の「も」をる的なものであるらしい。こっちのペルタスタイはヘルメットとペルタの他に装甲はなく、ジャヴェリン(投槍)を帯びる。あと絵画によっては白兵用の槍持ってるのであるが、市川定春説では使ってる形跡がない。市川先生は平地仕様の防具ホプロンを山がちな土地で用ゐるギリシャ人にいはゆる英国面みを指摘する。プレスピュテルヨハネスのインドのどこぞにあるアマゾーンの人はそのヨハネの依頼で戦闘に参加するさうであるが、マーティン・Jドアティによればペルタストは最強の歩兵とされ「傭兵」の意にもなった。ペルタストとペルタスタイの混乱のほか市川定春『武器と甲冑図鑑』単行本の方42頁でこれに関する記述が「ペルタスト」で盾を「ペルテ」といふ記述があった。
エジプト神話の本見てたら、「ヘリオポリス」(ネニ・ネスート)をうしはく「双角の者」ヘリシェフとやらがをる。多分これがラシャプウと呼ばれる爆炎の神の筈。第一音節にへが付くのが何なのか謎。
イヴは法秩序と正義の二面を持つ。蛇だかの皮を著るポリコレイヴと、爪様のもので被はれたジャスティスイヴをアレして、脱皮ワイフ。時空をも超越する高みにゐるアッラーフが、無原罪の女マルヤムのまんこへアダムの唾液を入れてイサを為すんなら、イヴの方でも。
『幼年期の終り』のオーヴァーロードさん。オプティカルなもの、アニメーションへ興味を持ちお笑ひの然るべき部分で腹筋壊す。厳密には体の構造が謎。親指が小指の側にもあるとか、尻尾が生えてたり全身が装甲で覆はれ、周りになんぞが生えてて呼吸みたいなのをするたびにふよふよする口みたいなのがあり翼があって飛ぶ、悪魔的な存在。
『巨人の星』は、球界を追はれたをとこ星一徹が、「フェアプレイによる球技」としての野球を粉砕するべく、巨人軍へ星飛雄馬といふ怪物を育てて送り込むてふ復讐譚(荒俣宏)。曽我兄弟が相撲で川津掛けにより鬼畜な復讐へ行って果てる話がある程度の普遍性を得たやうにお相撲は復讐がイケる。
『幼年期の~』ではオーヴァーロードさんは彼らのさらに上のオーヴァーマインドさんが指令する写瓶のお弟子を探して宇宙を彷徨ひ、それに適ふ人類の人は普通にアセンションし、あんまり造物主へポプテピピック(は出版社か)よろしく上司へ文句言はない。魔夜峰央『パタリロ!』と、鳥山明『DrSLUMP』では、作中の鳥山先生ロボなんだけど、登場人物に食はれるがさう言ふのも無し。
『指輪』のエルフ。アンニュイ。事故死はする。新城カズマ『物語工学論』でオーヴァーロードの人と『指輪』とかのエルフの人の、類似性が認められてをった。オーヴァーロードさんも英国のなんかがあるらしい。