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タルタリ案

マッドフラッド説
 タルタリア説

 13~19世紀まで、ユーラシアとアメリカ(の南北の一部)にはタルタリアといふ大帝国があり、巨人と共存しフリーエネルギーで以てすさまじい大文明を立ててゐたが、でぃーぷすていとの攻撃(核兵器らしい)により帝国は泥に沈んだ。

 この説は元々ロシヤ人が広めたらしい。欧州の視点からギリシャ語の冥府を指す語(「野蛮な東方」を指す表現)を当然のやうに使ってる時点でお察し。パラダイムシフトってわけであるのだが、ぢゃあしっかりしてるかってふとアレ。

まろかれたること卵(とりのこ)の如くして、くぐもりて萌しをふふめりと言ふカオスの表現はよいのだよ。久々守萌花 ふう。

南洋の土人関係の、たぶん福島の原子力発電所は若干異なる筈なのだが、荒俣宏『地球暗黒記』では、盛岡から出てハワイ辺りへ版図を広げる組織と、アメリカの幌馬車なんとかが覇を競ふ。てふのをアレして、核被害といふのを共有する南洋の島々と広島長崎関係。かう言ふのは風化してくれんと困る。

 うまし葦カビひこぢの神 あめのとこたちの神

 国のとこたちの神(国土の根元神)
 とよくもののかみ
 うひこぢのかみ いもすひこぢのかみ(泥、砂の神格化)
 つのぐひのかみ いもいくぐひのかみ(謎 杭の神)
 おほとのぢのかみ いもおほとのべのかみ(居場所の神格化多分)
 おもだるのかみ いもあやかしこねのかみ(人体の完備と意識の発生かなんか)
 伊弉諾尊 伊弉冉尊

 泥濘の中から田んぼとかを作る秋津島のアレの神格化と言へなくはない(確か谷川健一説)。

 士郎正宗 『アップルシード』かなんかに出てきた「たるたろすっちゅうところ」を舞台にした作品のいろいろを知らない。なほ、島本和彦『アオイホノオ』では、関東他で童夢がマンガ家ワナビ―の皆さんをなぎ倒してゐた頃、大阪の大作家藝大でリテラシー高めの分析として大友克洋はマンガ家として無理と言ふ説が出てゐたが、さう言ふ批評が出る脇で、関東では「当たらない」とされたギリシャ語、テュフォンだかネメシスだかを躊躇なく出しまくった『ブラックマジック』が、大阪だか関西で流通しまくった果てにナウシカ劇場版公開時の辺で大阪の出版社から発売され、全国区であの。更に大友克洋御大がその辺の本を見て講談社へ紹介とか『Hellhound』合本の方に書いてあるし。

 タルタロス
 ギリシャ神話の「冥府」を指す語。
 カトリックの人から、ざっくり東方の蛮地を指す語として使はれ、大タタールだかロシヤンタタール(シベリア) 小タルタリー(クリミア・ハン国) シナタルタリー(満州)とか出てたのだが、十七世紀ころまでに、満州族のふんぞり返る所がさう言はれた。タルタルソースとかのタルタルも同系でタタールと言へばバロメッツも生えてた。

スペインとフランスの境に住むバスク人が傳へる人喰ひの巨人はギリシャ語を使ってタルタロ(Tartaro)といふ。身の丈は成人男性の倍以上 豚を飼ひ家屋敷を構へ、裸族で知能が低い。一飛び百リュー(約四km)の長靴とかのアイテムを持つ。ハウルのなんt 『魔法使いハウルと火の悪魔』でさう言ふ靴の用法が、なんか。

 英語版のWIKI、キャロル・ローズ『神獣 怪物事典』によればtartaroあるいはTartaloは一つ目@多分単眼とされる。WIKIのそこの項目に出てくるAlarabiが謎。

 Basa jaun 
 水木しげる『妖精画談』と、前後して他に全く別の「バサジャウン」の絵があるのだが、さういふ訳なので絵などが被る際その旨を書いて一枚だけにする水木しげる漫画全集では、諭吉が何人かフィーバーする代り全く異なる2パターンの絵が収録されててお得。なほC・ローズのなんとか事典も「バサジャウン」表記。アンナ・フランクリンの妖精百科事典を調べたのだが、バシャジャウンの方ない上にBakemonoに関する、「日本のゴブリン」で、「髪の毛がまっすぐ」で「足がない」といふ表記が気になって。

 インタ―ネット説では、
aWIKIがたぶん役に立たない
b Basajaunはサヴェッジ的な意味の「バスク語」とある。

 その辺の共通した情報によれば、このアレはタルタロの一種で、フランス語ではHomme de boug(オム・ド・ブー)。洞窟に住んでて羊や山羊とかを飼ふ。鉄細工や小麦の栽培を人類より先にやってゐたらしい。女性はバサアンドレと言ひ、長い髪の毛を梳り人を誘惑して喰ふといふ。

健部伸明編『幻獣大全』によれば。発音は「バサハウン」で、タルタロのスペイン語。Basaは「足」の意。フランス語の意味は「汚い人」うにゃー。C・ローズ『神獣、怪物事典』によればオムドブーは「ヤギの人」

タルタルと言ったら隻腕隻手で機械を操る土人がどうたらでいい筈。目の数がー(忘れてゐる 単眼で良いと思ったのだが) 三つ目で腕が一本、両性具有で、文様のある馬に乗る奇肱国の人がパラフレーズできないたぶん。

 エネルギー案として、アシモフ『God themseives』邦訳は『神々自身』のアレ。

 かつて我々の先人は木々を擦り併せ火を興し、ある時は鯨から生命を奪いまたある時は石油を戦い争った、そして原子力!! だが、これからは違う(ジャイアントロボTheアニメーションの資料無しで台詞をかく)、この、高レヴェル産業廃棄物を捨てたい宇宙から無限にやってくるこのエネルギーで、我々は手に入れたのだ、今度こそ美しい夜を はい。使ひたい宇宙と、高エネルギー系物質が大量にゐるベビーユニバースの確保問題(えすでーじーず)。ミチオ・カク『パラレルワールド』にそこまで書いてある。
Soft One WDバーロウ『SF宇宙生物図鑑』によれば、ふかふかのもふもふらしい。理性と感性となんとかといふ性別がある。こっちのその辺に来てる。
多分アシモフ作品は叩き台視できないと作家としてダメぽ。

 楢林文化圏 ときたか。

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