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ジャッカルでアフリカ

 コバジェンデ ヨルバ人だかフォン人のちゃんとしたカミサマ体系に吸収混淆習合されたコンゴ系の宗教パロ・モンテだかで拝まれる神様(を指す語は「ンプンゴ」)で、そっちの神(オリチャ)であるババル・アジェと同一視され、平たく言ふと資料がない。

 スペイン語WIKIの「Palo(Religion)」の記事にあるコバジェンデの別名
 記事には、「Npungo」だか「Mpungo」の一柱で、サンテリアのババル・アジェ、新約の聖人聖ラザロと関連、はある。ひぃぃぃ。
Pata Llaga, Tata Pansua,Tata Nfumbe,Tata Funde, Tata Fumbe, Pungun Futila, Tata Kañeñe

 多分大丈夫でいいと思ふんだけども。多分スペイン語の表記で書いてあるから「土人の発音を正確に書いてある」可能性があっても「自動的に変な発音」で読んでしまふ。しかも発音が書いてない。

 日本語WIKIの「NAJASH」(ナジャシュ)といふ、古代の蛇の記事で、名前に関し
 南米のスペイン語圏でスペイン語圏人が発見した。
 旧約の創世記に出て来るアレみのある後ろ足の付いた姿をしてゐる
 のでスペイン語の表記法に基づきヘブライ語の蛇(を日本語で表記するとナハシュ)を採用した、と言ふのが
 書いてあった。でもある程度のリテラシーがある日本人は須らく「ナジャシュ」てよんぢゃふんだけど。

 ババル・アジェ

 元イケメンだけど大変なことをやったので一回死んだあと、ちんばで発疹に被はれた皮膚をして復活する。イヌ科系がトーテム。死体を墓まで持って行く関係。守護聖人にサンラザロがあてられる。天然痘とかの感染症を齎したり避けたりの担当なので、肺炎とか呼吸器系は微妙。混淆とか習合とかポリコレ棒とかでなんかアレしたサンテリアの方の信徒が、癒しを求める際に、とりあへずこのオリチャへお参りに、この信仰の構造上、キリスト教に関する知識がある外国人には全力で「カトリックの守護聖人ラザロを祀る教会」を主張してゐる施設にしか見えない、ババル・アジェ大明神の御祠へサンテリアしぐさを以て参詣に行くらしい。支那やソヴィエトロシヤの赤化革命で、教会がアレしたり他が何したりするのを見た後でキューバのいろいろを見ると、たしかにサンテリアがコレジャナイカルトになってゐるとかがあるのだが、信仰がなんとなくあったり教会が残ってたりセクスィーな恰好の娘さんが踊るカーニバルが毎年開催されてたりするので、アレ。

 ケモミミ 一山ゐる 

犬系のお迎へ 一山ゐる ただ、ババル・アジェのわんこは元々オッグン(軍神で鍛冶屋)の者で、彼の元妻オジャは霊魂を冥府へ送る係、そのオジャの戦闘上のパートナーで内縁関係にあるチャンゴはババル・アジェの知合ひで、チャンゴの嫁オバは死人の記録係である。インドゲルマン系の「比較的まともな所としての延々戦ふ冥府」は無くて比較的わかりやすい。

癒し系 いやッてほどゐる ふう。

皮肉な下半身派閥の機能とそれからの離別 一山ありさう。

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