『鬼滅』における、真面目な優等生と下半身が元気なヘタレと野生児は別にいいんだけども、うーん。故荻野真『孔雀王』で、孔雀さんの相方に最澄と言ふヘタレを設定し、転がさうとしたら編集者からヴォロクソ言はれたさうである。
サンテリアにおけるオリチャの四勇士。オッグン、オチョッシ オチュン エレッグア。
Oshun お色気担当。アフリカのオシュン川をうしはく女神様で、愛とかを司る。軍神チャンゴを色気で操る。鏡を持つ魔道担当はオスンと言ひ、オチュンではないと言ふのが檀原照和説。
オチョシ 魔道士で黒魔術を操る猟師。弓矢で表される。正義も司る。オーガニックな毒薬に関してすさまじい知識を持つ。空間認識を介して正しい未来の道まで示す。
オグン 鍛冶屋関係の軍神。鍛冶屋さんで軍神で、黒狗を連れる。鉈を持つ。祭壇とされる鉄道のレール上へ、雄鶏とかが捧げられる。
ヴ―ドゥーでは竹やヒョウタンの中に住む。オグンさんは嫁がゐるのだが、野郎のジェンダーロールが二万%あるのだが、REグィリーによれば、この本地が垂迹したものとしてジャンヌダルクがゐるさうである。おフランス人。
農耕のオリチャであるオリシャ・オコが檀原照和『ヴードゥー大全』夏目書房2006年刊 で、157頁には「モンセラートの聖母」218頁には「聖イシドロ」とあるのが、「どっちが誤記なのか不明」と言ふのがサンテリアの凄い処である。同218頁には、オグンとも多分チャンゴとも関係がないと言ふすごいオリチャ、Yega(ジェガ)と言ふ貞節の塊のやうな女神を本地とするのがモンセラートの聖母(黒い上に貞節の聖母を本地とする割にイエスのちっちゃい頃を抱へてゐる)なのでこっちで良いと思ふんだけども。
どうしよう、アバクワの構成員「ニャニーゴ」は、檀原照和説で「否定的な語」で、ググったら、「「恐れを知らぬ者」の意」て言ふのがあった。そのカラバル関係の人の語は人間なので否定的な表現はNなのだな、えーと、ここには「ネコ科系になる儀礼」がどうもある臭い。うわぁ。ここの数少ない知られた奴、悪魔っつうかトリックスターのディアブリート或いはイレメさん「カラフルなKKK」みを佩びる装束で踊る様がつべにうpされとったぞ。秘密結社は「入会に関する一切が不明」だっつうてもあの。でニャニーゴの皆さんもオッグン大明神を拝む。若干ヴ―ドゥーみのある、しかもサンテリア化が進みまくるレグラ・アララといふ宗教でも「アファングン」と言ふ名前で拝まれる。
サンテリアではオグン・アレレ(屠畜屋)、オグン・アラグベデ(鍛冶屋 多分イェマヤの軍神系カミーノ「オグンデ」の旦那)、オグン・チビリキ(鍛冶屋で暗殺者)、オグン・コブ コブ(鞭を持った職長)、オグン・オニレ(農業者)、オグン・メジ(冷静さと凶暴さを持つ者)、オグン・アグアニレ(大地の征服者)と言ふカミーノ(派生神)がゐるが、ヴ―ドゥーでも鍛冶屋で軍神のオグンフェライユ(Ogoun FerrilleあるいはOgou Ferrileって檀原照和『ヴードゥー大全』辰野淳也『ヴードゥー教の世界』に書いてあるのにググってもHITしない)、戦争を司るオグン・バダグリと言ふ二つのペルソナがある。檀原照和先生は「百二十云人のカミーノ」がゐるといふ説も上げてゐるが、英語版のWIKIでも名前が列挙だけされてゐる。
エレグアeleggua お茶目と魔道と太陽神担当。道路とかを司る。本家ではエシュ、ブラジルのカンドンブレとかでもエシュ(Exu)で性欲を司る他は神の世と人の世を繋げる。ヴ―ドゥーではレグバ。にゃー。
カミーノ
オグンへ食物を與へるエシュ・アワニレグベ、
オチュンとともに歩く、おしゃべりで不平屋 悪戯好きなエシュ・ラロジェ、
オチョッシのおまけがをらんな。
バーバラ・オバルエクン(トラを狩るもの) バーバラ・オロリシャ