シリヤネッタ ハセガワイ
秋津島に生息してゐた飛べないカモでアイサの仲間らしい。海鴨らしい。翼は退化してゐる。
野郎が子育て生物の出る可能性として、氾濫原で棲息する生物は、巣作り 交尾、産卵、養育を雌がメインでやると死ぬので、お父さんが抱卵から子育てまでやる。ペンギンと駝鳥は澄んでる所、氾濫原ぢゃないよな。
バード川上こと川上和人先生が、『鳥類学者無謀にも恐竜を語る』でやってる思弁的「ヨクナシヨクリュウ」は、D・ディクソン『新恐竜』の、「影作って魚を誘って食べる滑空できる翼竜」「退化した翼をディスプレイに使ってる翼竜」には一切言及がないが、ネタは全然被ってない。こっちは退化した翼で影を作って魚を呼ぶ者や他が、白亜紀のカタストロフ直後に適応放散した「翼竜」として出てくるの。再販とかも無 『新恐竜』のパラソは滑空で飛べますし!!ディスプレイ用の翼をもつフラープは「草食翼竜」ですし!!
絶滅した朱鷺の仲間で、戦闘用に特化した翼をもつクセニシビスや、飛べる翼で影を作って魚を誘ひこむクロコサギなどがなんとか。ダチョウの翼は結構でかいよな。で、走禽系のでかいカモゐたなぁとなんか。矮化した翼の使用法で、水の蒸散以外での体温調節器官 へ、藻類を共生させてなんかする可能性。寒暖差も対応しないといかん。
雁、さう言へば『サザエさん』で、学生の
「雁は英語でなんだったかなー」
と言ふのへワカメさんが
「virusよ(発表当時の表記は「ビールス」ちな癌のCancerはフランスでもさう言ふみたい)」
と答へる、といふほのぼのネタがなんか印象に残ってゐる。GooseとDuckはあまり区別されんらしい。
ゴエモンコシオリエビ。深海で棲息。エビなのに尻尾が「蟹の褌」。その尾の裏のわしゃわしゃには細菌を生やすプランターがあり、彼らはそこで生えるナニを食ってゐる。またこのエビは、水温を検知する視覚器官で海底温泉の「適温」(云百度℃)な所を探し当て、そこで細菌を増やすためまったりする。ちゃんとゆでエビにならないらしいのね。
コバシオタテガモ 南米のカモ。ちんちんは四十cmほどあるが、総排出口に収納されてゐるらしい上に、やる時は水中なので、見る機会がない。まだ鳥ちんは原始的な段階なので、溝的なものが走った単純な形で精液は筒状の器官でなくて溝を走る。ウシハタオリはなんかペニス的な器官を独自に発達させてゐるが、うーん。で、水中で交尾する為、ペニス的なものを持つガンカモ科と同じく、駝鳥も溝がある屹立した器官をもつ。ガンカモ科は、家畜の特徴であるはいぱあセクシュアリティがあるのは、ニ千三年度のイグノーベル賞生物賞受賞の「死んだ野郎をこましたマガモの雄」についての論文で明らかであるが、サヴァンナでガンカモ科の人が生息しうる可能性。
キウィは進化の究極にをり、卵を産むのに特化してゐる。云千万年前かなんかにこっちの祖先鳥が衒ひなくフロンティアとして来た(多分)為、ニュージーランドのツギホコウモリといふのは、飛べる。
「ドードー」収斂進化で似たやうな形になってゐるので単一の種であるとされてゐるのは実は何種かの鳥であると言ふ恐るべき事実が。蜂須賀先生~。
ガラパゴスコバネウ えーと。ペリカン的な器官がー。コーモラントさんは、カワウにしてもウミウにしても水棲猛禽と言ふのはあのーな生理を持つ。
水棲 ペンギンなどを参照して砂漠ペンギンを妄想する。ここまでは無理としても。