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国際怪談

 朱雀門出先生の、インターネットでアクセスできる系の怪談を読むモチベはある。それだけ。
 怪異の場合、対象を見た人が二人以上は欲しい。くねくねは一応二人以上見てゐるので「なんかで発狂した案件」にならない。

 太平洋戦争の後。
ぢゃあ、日本文化圏のアメリカとかに侵略されたとかのアレ。

 もともと秋津島で出てた案を粛々と流すだけの機関としてのGHQ説に説得力があれば。

 『拝啓マッカーサー元帥様』岩波文庫で好評発売中。前は、大月書店から出てた。えー、敗戦後、豊饒神としての米軍を迎へる秋津島の当時の皆さんのいろいろを、マッカーサーへあてた手紙と言ふ形で見る。えーと。D・マッカーサーの漢字表記を覚えるこずくがない。

 案としての 外国から来たとされるイヌ科の生き物。結構ゐる。H・エリスンはユダヤ系の人なので、アブラハムズカルトでも苦界となる世界の中心で姦淫を叫ぶジャッカル系のなんぞを描く。他、手塚治虫『きりひと賛歌』での、キリスト教圏でわんこヘイトを発症するクリスチャン

 西欧での「ウルフマニア」狼に憑かれると血を求めるやうになるさうな。カニス・ルプス・ホドフィラックスさんに憑かれたと言ふ話がない。送り狼譚もポゼッションでも小松和彦説における「スティグマ」でもない。

 神奈川県相模原市にある米駐留軍の病院。お札がべたべた張られてゐるのでそれを肝試しに取った人が事故にあったと言ふ。氷厘亭氷泉『日本怪異妖怪事典 関東』307頁。クレオールがどうたらでなくて、なんか。

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