グレムリンは、第二次世界大戦中、英国とアメリカの連携をしませうプロパガンダキャラに一応出て、他でも流通した関係でその怪物が一応アメリカの知的共有財産にはなった。町山智浩によれば、そのグレムリンアニメ企画は、でずにーがやらうとして結局ぽしゃった果てにロバート・クランペットに渡り、ルーニー・テューンズの系列『メリー・メロディーズ』で、バッグスバニーとドタバタする『Falling Hare』、一応第二次世界大戦は米ソが仲良しさんなのでロシヤ系のグレムリンとやらがナチス・ドイツのボッシュ共を翻弄する『Russian rhapsody』ができる。たまやが取り持つ縁かいな。
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町山さんはJ・ダンテ『グレムリン』のケイトの酒屋でアレする際の「アニメ的な擬音」を「どてちーん」と表現してゐる(新潮文庫『〈映画の見方〉がわかる本 ブレードランナーの未来世紀』87~88頁)。
そんなわけで、J・ダンテの影響をドバドバ浴びるT・バートンの造った『バットマンリターンズ』、ヴィデオまででは、冒頭、バッグスバニーが、おぉ往年の声優富山敬さんがー、透明人間になると人参食ったら胃袋へ行くの見えるよなー、な大活躍をして、夢落ちと思ひきや、アレがー愚痴りながら流れてく次に、手のかたわといふアメリカ人的にあれな人の誕生と排除そして川流れが実写で書かれ、我らがバットマンがー、と続く。かういふ展開を、J・ダンテは『グレムリン』公開時の段階でやりたかったさうである。はい。
「毛のまばらなジャックウサギに似」るあるいは「牡兎とブルテリヤー犬との混血に見えた」とも言はれるグレムリンのアレの方は、考証に基づいてないオリジナルなのに偶然、モンスターのデザイン案がスピルバーグに没しかもらってないデザイナーと監督は、S・スピルバーグの当時飼ってたコッカスパニエルをモデルにしたところ採用されたといふ。魔怪を字音仮名遣で発音すると、マグワイとなってアレの音に非常に近くなる。
オプティカルなものにアレルギーのある怪物。TVもだめらしい。単為生殖。もふもふしてるかしてないか問題はいいや。
井村君江説で科学や力学、(『妖精学入門』講談社新書の方、61頁) R・E=グィリー説で、技術、気象学、工学、航空力学に、詳しい。錐で穴開けたり電線食ひちぎったりしてゐるが。