多田克己説による 広義の鬼
『幻想世界の住人たち 日本篇』文庫版82頁による
醜い、あるいは体の一部が欠損したもの
形が無く、恐ろしいと感じる感覚的な存在や力、気配
死の国へ導く霊的存在
辺境や未開の蛮人 縄文人の生き残り、異邦人
群盗集団 体制離脱集団
神話世界の神々と並ぶ邪神
土人、外人をモンスター視するのは汎世界的なもので、東アジアで盲はありがたい者であった。
「Thyrs」(「巨人」)「Gaest」(亡霊)「Nihtmœre」(夢魔)、「Feond on helle」(「地獄の悪鬼」)「Deofol」(デヴィル)と言ふグレンデル感と大変似る。
グレンデルの腕を取り返すママングレンデルが渡辺綱の話と似ると言ふのは忍足欣四郎先生が、岩波文庫でやってたのであった。
水属性は河童なわけだが、そんなわけで黄泉の国にはヨモツシコメがゐるのであった。
Orcnéasがベーオウルフだけしか出てこないのでこれがどう言ふアンデッドなのか、てふか本当にポルキュス系の海獣系怪獣ぢゃないのか不明。
他化自在天の天 阿修羅、羅刹 龍、餓鬼 ガンダルヴァ 迦楼羅 キンナラ 地獄卒を鬼っぽいものとする多田克己説 うーん。
いはゆる鬼観。牛の角にトラ縞ののぱんつででかい。言訳として 鬼門とか桃が生えてるとか虎がゐるとか桃と虎はメタル属性とかいろいろ。
獄卒の関係 鍛冶屋系から百姓系へのシフト 『鬼灯の冷徹』での調理器具といふのはえーと。
氷厘亭氷泉『日本怪異妖怪事典』によれば、千葉県では昔、山かか(ヤマカガシ)の蛻が天女の羽衣になると珍重された。龍の皮その物を佩くのはまだ行けると思ふ。