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危ない賢者とその弟子

『鬼滅』の鬼無辻さんを「危ない賢者」と言ひ張り、彼の興したなんぞの研究に関して本人でなくてたまよさんとかのポジションの人が責任取るとか。
 ぢゃあエヴァの赤木一族が資料になるかと言ふと―、うーん。

 『AKIRA』マンガの方。躍動するエラン・ヴィタル(出てくる主要なクソガキャどもはさういふのが暴走する年齢であった)を対象化し、アレするのを、戦前になんかの実験でモルモットになったが皮肉なことにラボから負け出ることになり失明して戦後宗教団体を立ち上げ教祖となる、人がなんかする。ちょうのうりょくが発動する演出で、兎のぬいぐるみが浮いてるのに関してなんか言ひたいが、いいや、の方の皆さん込みで、ああいふ「皴のよったがき」はマンガ家が敬遠するものであるのだが、研究当初は対象のガキャは小さい。

 作品に出てくる科学者の人は大体、研究に没頭し、他はあまり興味がない。

 発表当時のまぁイデオロギーですかねでの、ベルグソニアン的な正義が、作中の1970年代のラボの先生方とかその天才の人とかに共有されてたかと言ふとかなりアレ。

 どくたーすらんぷー うすた京介作品までの体系化、ガロいとか『ポーの一族』がどうたらとか荒木飛呂彦みとか、にそりゃあ須らく入るべきものへ鳥山明諸作品が入るっつうても、則巻アラレさんがー。キャラクターの頭身が下がって行く件について、鳥山明説で、「走ってる表現をしまくると」さうなる、可能性を示唆しながら、劇中では、ちゃんとボケるのがあって、パタリロ殿下もさう、おいといて、あと一人につき二種類の頭身の造形がある点に関し、「ソレが劇中で実在し、かつ言訳がそれっぽくある」としては手塚治虫『七色いんこ』があり、言訳を一切抜いた手法ギャグが『ハイスクール‼奇面組』であった(アニメ版オリジナルだったら嫌)はずであるが、はい吾峠呼世晴先生の書く則巻アラレの直筆サイン付き色紙があったらほしいよ、
アラレさんと則巻せんべえ博士の関係。ミハイル・バフチンの説くアレ体系としての「博士のマヌス(手だ)からひりだされたロボットが、博士などのアヌス(けつ厳密には肛門だ)からひりだされたうんこをつつく」と言ふのの方がー と『キューティーハニー』。如月ハニーさんはパパ殺しの復讐権を主張するだけなのであれなのだが、その辺のアレを。

 遡りすぎて天馬博士と鉄腕アトムの和解とかまで行くのは無理

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