マンドラゴーラマンドラゴーラ
レアさんはこましまくって子造りし、子供出来まくったのだが、レイチェルさんは、はい。
Jロラン 『プリンセス・オッティラ』の方が、つんぼのおにゃのこが高い塔の上層部から下を見ると楽団がなんぞ演奏をしてゐる、といふ目のくらむやうなイメージはよいのです。
澁澤龍彦先生がソレを資料に換骨奪胎の面目躍如して、舞台も日本のどっかにして、『夢ちがえ』にしたといふ方はよいのだよ。しててんとびんざさらと土拍子 とかもよき。北条高時さんが謎の田楽を、いいです。
J・ロラン『マンドラゴール』こっちの王妃が、普通の子供なのだが性格がねじ曲がったクソガキと、その次の妹は蛙なので堀へ捨てる、といふ家庭環境なので、「蛙を子供視してその辺へ連れて行く」「処刑場へ行ってその辺に生えてるマンドラゴラを捜す」といふ悪夢に悩まされてゐると、マンドラゴラ屋の女性がソレを売りに来る。お后様、頭蓋骨へなんかして、妖しい液を浸し、マンドラゴラの栽培に著手する。こっちも子供っぽくなり、ママンへぎゅーをするのでおかんそれも捨てる。
クソガキがなんかする。
おかんの所へ裸の娘が来る。おかん看病する。その間、夢の中で、それこそがマンドラゴラてふかアルラウネとして蘇った娘であると知る。起きたおかんの目の前で、クソガキが、その娘をやっつけんとするので、身を挺して何とかし、あぁ。そしてイエス様の恩寵がなんとかかんとか。
『狐媚記』澁澤龍彦だ。キリスト教みを抜いてオブイキオなアレをすると、何故かおとんの仕業で嫁の腹から、狐って哺乳類が生まれる。ここのガキである星丸も手の付けられない悪ガキである。狐が頭蓋骨の辺で形成する、丸っこいかぶにぶにしてゐる狐玉を女性でなくて木地師のをっさんが持ってくる。をばさんが妖しい植物の栽培でなくて、をっさんが変なもの生んだ蘊蓄の暴走で終り、狐の球は月光に当て水をやるくらゐ。
狐玉は、『温突夜話』(朝鮮の傳承だ)に取材してゐるので、狐の口腔内にでき、野郎の口へ突っ込んで戻すを繰り返すと精気か生体エネルギーを得られる。CLムーアの『シャンブロウ』(制作ノートの「シャンゴ(ブ?)ロウ」は多分)がどうたらってあるからやってると気持ちが良さげである。朝鮮の伝説では、人がやられとる間に狐玉を飲み込むと、結構いい運命が待ってゐる。
裸の女は来る。狐の球が謎の怪電波をパッパへ出す。お父さん「ぐぉぉ」ってなる。
狐の好きなのは、鼠の油揚げらしい。コノシロとか油揚げとか。
マンドラゴラを育ててなんかやって責任取ってアレする関係で何とかでなくて。
HHエーヴェルス マンドラゴラぢゃないので無視。