アレ。
クリス・コロンバスがねずみさんのカサコソ音を機に、なんぞの映画を思ひ立ち、企画を売り込みまくると、スティーヴン・スピルバーグ!!が乗り気になり、ジョー・ダンテの監督で、映画化、C・コロンバスさんアンブリン・エンターテインメントの人としてヤング・シャーロック・ホームズだかハリポタの製作に加はる。1940年代に米英同盟プロパガンダと他で、とにかく何でもゴブリン的なもんつうたらグレムリンでそブームがあったので、名前がそれになった。らしい。
青帽子とかドモヴォイ、ドワーフやその類との関連が、井村君江『妖精とその仲間たち』140頁(河出書房 「ここにわしの知りたいことが全部書いてある」〈大童澄瞳『映像研には手を出すな!』〉)、ローズマリ・エレン・グィリー『妖怪と精霊の事典』149頁で示唆されてゐる。ローズマリなんたらは、ノッカーと呼ばれる、「ナザレの人の子を磔にした」為エゲレスくんだりへ遠島申し付けられ、鉱山の採掘をやってゐた「ユダヤ教徒の幽霊」といふ謎の言訳に彩られた妖精との関連を示唆してゐる。このノッカーを紹介する際、水木しげる先生が、ノッカーさんのプライヴァシーさんをを暴露さんし拡散しまくって罰が当たったをっさんの名前(Barkerさんらしい)を「“ベ”-カー」と表記して、こんなおいしい名前を、ううっ、1990年代に「バブル崩壊を機会に」『妖精なんでも入門』改訂版の『妖精大百科』をやってくれれば、ううっ。ちな井村君江先生は「怠け者のバーカー」で、ううっ。
造形
キャロル・ローズによる。
身長50cm、体重8kg、毛のまばらなジャックウサギに似て渋面を作る
赤い上着、緑のズボン、頭から角を生やし皮の飛行ジャケットとブーツ
水かきのある足に鰭
上空参千mで活動する種類は「スパンデュール」『世界の妖精・妖怪事典』134頁
ローズマリ・エレン・グィリーによる。
頭部に角が生えた背の高さ6インチ(15cmほど)の小人で、黒い皮の長靴を履いている、
人間そっくりで身長が1フート(約30cm)、皺くちゃの赤い上着と緑色の半ズボン姿
牡兎とブルテリヤー(ブル・テリアで良い筈)犬との混血に見えた
水かきのある足に鰭
『妖怪と精霊の事典』150頁。
一応、千九百弐拾年代のインド国境の辺の爆撃基地の飛行中隊の人が、飛行機の事故とかの言訳で、さう言ふのがゐたと主張したのが始まりとされる。
アンナ・フランクリン『図説妖精百科事典』152頁によれば、王立空軍(RAF)のプルーン大尉が「グリムと、フレムリンのエレファントエール(feremlin's elephant ale)」からとった、といふ説を紹介し、Gremian(悩ませる)から作られたとする。Gremりんてなんか和風。
名称に関する、プルーン大尉がふかしたジョーク説での、士官食堂にあった『グリム童話』+「フレムリン醸造所のビール」説について、
キャロル・ローズは「フレムリン醸造所のビール」の方を(『世界の妖精・妖怪事典』134頁)「唯一飲めた」、
水木しげる『妖精画談』55頁では『グリム童話』の方を「唯一読めた」
(´・ω・`)
井村君江先生は衒ひなく「ベンジャミン・フランクリンが凧あげするときに出た」と言ってゐる。このベンジャミンは十八世紀の人。ほんで、「将校のプルーン」さんが、飛行機事故興りまくるのに悩んでゐたある夜、格納庫へ行くと然るべきところへグレムリンがわらわらゐるので、そのポイントを、螺子は締めるとかしたら事故が無くなったと書く。ふーん。
『妖怪と精霊の事典』150頁で、C・リンドバーグが飛び立ってから九時間くらゐに「私がグレムリンと伴にあった」と言ってゐる「1953年に出た」本が『翼よ、あれが巴里の灯だ』でなくて『spirit of st louis』の直訳『セントルイスの魂』飛行機乗りの熱い魂が、読ませるんだけど、えー。
研究家の大体が、グレムリンのツンデレ性を指摘してゐる。あとロアルド・ダールがPegasus名義で発表したクリスマスもの『Gremlins』も、グレムリンさんはガスさんの相棒として出撃するらしい。そのウィジェットだかフィフィネラだかは、第二次世界大戦中、でずにーが版権取得したので、ちょっとアレ。しかも、でずにーも、アニメ化が倒れるとか、その際のキャラデザ担当が「ビル・ジャスティスの可能性がある」程度で、不明といふ、ナニ。敗戦直前にアニメーターを取られつつも一応できた日本の『桃太郎』関係アニメと謎の好対照ですな。でずにーはー、戦略兵器としての航空戦力を推してたのにー、えー。
荒俣宏大先生は、ロアルド・ダールがグレムリンを発想させる元として彼のウェルシュケルトみを指摘してゐるが、井村君江説では、ジェームズ・ワットへ蒸気パワーの使用法をインスパイアさせたヘクター・オクライドさんを「スコットランドのグレムリン」とする。
井村君江説で科学や力学、(『妖精学入門』講談社新書の方、61頁) R・E=グィリー説で、技術、気象学、工学、航空力学に、詳しい。錐で穴開けたり電線食ひちぎったりしてゐるが。井村説ではスコティッシュフェアリーなんだよなグレムリン。
フィフィネラ インターネット情報に基づくと、これはaロアルド・ダールの生誕年の競走馬の名前でb彼がアメリカでやったでずにーとのコラボ企画(なんかの軍事機密の壁に挟まれてアレする)で女グレムリンの名前に採用 した後、そのおねいさんはcWASP(アメリカの婦人航空部隊関係)のマスコットになる。いいのか航空部隊の女性陣が髪の毛ピンク色になるぞ。忍たまの一年は組の良い子たちのお約束張りに弾丸が変な方向へ行くぞ。ほんとにまう。
アンナ・フランクリンがフィンフィネッラ(FiNfinella)と言ふグレムリンを紹介してゐる。女性の精霊で、なんか飛行機の上で踊ってるらしい。
女グレムリンみたいなディングベルと言ふ精霊がカナダの婦人部隊の関係で極悪非道の限りを尽くしてゐるらしい。センテンススプリングへ機密(いろいろな)文書を流すとか、写真の流通をさせるとか。
ヘクター はもとEochaidから。ふーん。