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水と火が会ってない

なんかでの、水属性と火属性の葛藤。

どっちかってふとなー、伊弉諾尊が水中で得た参神の孫が、産屋(少なくとも一桁世紀は分娩の小屋は一回ごとに掘っ建てた)を燃やしてこっちも三人のお子さんを、と言ふ伝承の方がなー、うーん。

 さらに水曜日の神 ウェンズデーのオーディンは、Hnickである場合水属性であるが、Yggdrasil(ユグっと吃驚するもの@オーディンのDrasil@馬)であるアッシュはトネリコでないらしいのだが、トネリコ、アッシュに共通して「生木でも燃える」と言ふ特徴がある。水属性の中の火 火属性の中の水 は枚挙にいとまがない筈だけどもうーん。
 ケニヤかどっかで、水中に住んで水遊びをするクソガキャを戒めるブギーマン的な物の名前が「アフリト」と言ったが、かのイフリートとの関連が解らない。

 サラマンダーについて プリニウス 一巻470頁の辺によれば、サラマンダの訳語は「サンショウウオ」で、体に点々があって、大雨にあると現れ、雨が引くと消える、口から乳汁状のなんかを吐く、人間がこれに触れると全身の毛が抜け触れた所に水疱かなんかが出る、あと胎生卵生化生でなくて湿生で「火にあたると溶ける」と書いてるが、中世の欧州では、虫とされた。火の中に住み、繭を作るとされ、その糸を使ってできるとされる布は、サラマンダーの皮と言はれる。これも火浣布的な、「火に投じると白くなる」とか言はれる。向ふのサンショウウオは星みたいな模様があるので、13世紀、ステリオンと言ふのが正式名称とか言はれる。レオナルドダヴィンチの「火を食って皮膚を作る」といふ記述、鉄溶鉱炉の中にある鋼鉄の固まったやつの呼称とかは無視する。12世紀ころに成立した『司祭ヨハネの手紙』によれば、インド(プレスピュテルヨハネスの宰領せるそこは、エチオピアと中近東辺りも含まれるとされる)のサラマンダー(そんなわけで虫)は糸を吐いて繭を作る。プレスタージョンの国といったら、モンゴールがどうたらだと思ったらインドなのね。

 Pyralis 「炎に属する」の意。四つ足の虫。蠅くらゐのサイズ。キュプロス島の銅溶鉱炉の炎の中にゐる。この虫は名前がメイガの一部名称にピュラリダエとして使はれる他、菓子の縞冥蛾(カシノシマメイガ)などは、学名が「ピュラリス」でシマメイガの学名がPyralinae。てふかアメリカン蛍でPhotinus pyralisてふのがゐる。糸を吐く虫で、飛ぶ虫で炎棲と言ふのは東洋人の妄想だと思ふ。花の蜜と花粉のみを食ひ、社会性で飼育される蜜蜂と言ふ生物が。鉄の酸化エネルギーで生きる、細菌はゐるんだよな。えー、あとトビネズミは、水の酸化エネルギーを使ってない筈。そのアレはすごい者には違ひなからうが、蠅程度のものができるかうーん。飛んで火にいるサマーインセクト~。

 チリンバール ヨーロピアン蚕室。さういふわけで一応、お蚕さんは桑の葉っぱしか一応食べない。

 サラマンダー体系で、キジバト(ピュラリスを食ふ)と言はれる娘さんが養蚕業的なアレをするとか。

ハウグフォルク(丘の人)として、サラマン女がゐるといふのは、うーん。

 『司祭ヨハネの手紙』に出て来るアマゾネス的な人の家畜。 漢女の皆さんは円環の構造を持つ川の中にある島に住んでゐるので、馬っぽい魚(水棲)、ロバ系とか牛系の魚を使ってゐる。それらは、水中に棲息してゐるので昼の間は陸上へ引きずりだせるが夜中は水中へ入れる。

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