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えすえふの宇宙が火星

 ニコライ フョードロヴィッチ・フョードロフ

 ロシヤの人。AD1828~1903年

 タンボフの中学を卒業、オデッサのリツェイで学ぶ。そんで中部ロシヤで教諭職。1860年代末にモスクワへ。それからルミヤンツェフ博物館の司書をやる。その辺で、ロシヤ正教系の説教をデフォに、自然の盲目的な力を使って、かつサイボーグを作るとかなんとか面白いことをこいた。

 ご本人は書籍とかにまとめるモチベそのものがないのでお弟子とかが発言集を集め『フョードロフ曰く』が作られる。これは、お国で、トルストイとかドストエフスキーへ影響を與へた他、ソ連研究の一環で渡米、「社会主義wwwwイミフwwww」といひかつクリスチャニティが浸透してゐる関係で、これの方は「裏黙示録」として読まれ、えすえふの元となる。コロリョフは不明であるが、ツィオルコフスキ―は影響を蒙ってゐる。

 バイオパンクもフョードロフィスムの注釈に過ぎなかった。ネタになるのはフョードロフ伝でなくてフョードロフ曰く。さらに、「ニコラ発言集」で展開するアレは、非クリスチャンには訳が分からない。

 そんなわけで、宇宙服~船外活動服としてのロボ的な物の開発は、a気圧が下がると空気が取り込めないbのでいろいろスキンタイト関係の宇宙服を作らんといかんcあとロボ的な、鎧系でないといかん と言ふのが「スペースノイドはそろそろできる」といふ建前上無視され、ソヴィエトロシヤ~支那は皮肉にもルーズフィット宇宙服であるくらゐで、NASAではぶかぶか宇宙服ができる。

 中尾佐助説におけるえすえふ
 生態系を一発でっちあげる。宮崎駿『風の谷のナウシカ』はデフォとして、他でも適用可能らしい。

 昭和二十四年生まれの娘さんの、昭和四十年代の鎖骨の麗しいこと。えーと、萩尾望都『赤ッ毛のいとこ』はトラウマ(山上たつひこ『がきデカ』に出て来るこまわり君が)。

 萩尾望都『ユニコーンの夢』、ものすっごく大昔、今の小惑星帯がある所で回ってゐた惑星で、いろいろが興る話が悲しくてよかったが、ここでの火星は災厄の星とされる。

 『バルバラ異界』。夢と未来と火星が直結してゐる。

 HGウェルズの頃に、「未来人のモデルとしての火星人」がゐると言ふなんかの空気があった。お約束で、『宇宙戦争』の火星人は、その辺を踏まへてはゐる者の、設定他の造形は、栄養の吸入関係が紀州の妖怪肉吸ひに似るくらゐで結構オリジナル。

 パンスペルミア説における、生命の田舎としての火星説。

中性子星か、ブラックホールでシェパードムーンがEnyaの曲か、羊飼ひ衛星みたいなのになって、小惑星帯か、準惑星がわらわらする言訳

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