あーえーうー
わんこヘイトは、シナイ半島人の他、アラビア関係の人もらしい。手塚治虫『きりひと賛歌』、えー、・・・レアアースの出る四国の地層~、
柳田國男によれば秋津島の傳承に、時代が下ってからの話として「少年少女が狼と対峙(退治の方はしたりされたり)」フォーマットが出るさうである。成立年代がジェヴォーダンのベートさん(犬系説がある)と被ったらいやである。
水木しげる『世界妖怪百物語』収録の、支那のソレ、は半分くらゐあるけど何話か。
『水木しげるの中国妖怪百話』全三巻(つまり全三百話でさらに『水木しげるの中国妖怪事典』が成立する筈である)くらゐで別個にした方が(定期)。
『捜神記』の話。狐系と言はれる邪神の阿紫 に関して彼女に拉致られた人の証言で「気持ちいい」しか情報がない。『三才図絵』にも、「淫女の後世」で、「氷の下の音を聞き、薄氷を知る」とかしか書いてない。
『任氏伝』唐代に成立。「香火兄弟」(劇中に他の兄弟が出てこん)とか、当時の支那のネポティズムとか、「現実の女よりはるかに純情」てふ白川静評とか、いろいろ面白い。井波律子先生がなくなるちょっと前に翻訳されてた。香火兄弟は兄弟で(何しろ女性のジェンダーロールを二万%やってる藝妓の人が、フラタニティの契りを結んでゐるのでどっちかってふと「姉妹」と言ふ誤訳の方がしっくりするのである)。
『平妖伝』荒俣宏先生によれば、中華魔道の描写は参考になる他、重要な女性にコナをかけた道士二人が指定された真っ暗なところへ行ってまさぐると、股についてたので、それ用のやることやった後、二人仲良く後悔するといふ、謎のシチュがある。コピペの術とか他、ここでも儒仏道がソーシャルディスタンスを取ってディヴァ―ジェンシーな配置をしてゐる。こちらは言はばサラダボウル型で、シチュー型である西遊記(お釈迦様がグレートタオマスターとか、仏教のいろいろの下カストにタオの皆さんがゐるとか)と違ってゐる。
「ある寂しい処でその一族が集まって何かの論争をし、議論が白熱して大炎上」と言ふのを見た人が、「ホモサピも身につまされる」的な感想を述べると言ふ話がどっかにあった筈。
裏見葛の葉、はいいや。木本のアレがあるとか窒素固定する細菌と共生してたよねとか凶悪な外来植物としてアメリカを震撼させたとか、いろいろ(そっちでない)
宮沢賢治の説く狐 『雪渡り』では、黍の耕作をしてゐるといふ描写がある。また、「だます動物」としてのそれへの反論は『とっこべとら子』でも行ってゐる。『茨海小学校』では皆さんは学校で勉強してる。『土神ときつね』で、「貧なる詩人」になるらしいソレは、天文学に通じ、ハイネの詩を翻訳してゐるが、口から出まかせをこく。
支那での皆さんは科挙的な物に汲々としてゐるし、なんかの「カスー カスー」といふ音に関して狐が麦を搗いていると説明する秋津島の地方があったし、學のある狐像は探せばあった筈なので、宮沢賢治のこれは、流通させていいレヴェルのアレがある。宮沢賢治先生はビジテリアンな割に狐さんはこんなんである。