• エッセイ・ノンフィクション
  • 創作論・評論

ドラえもん関係

ドラミちゃん 群盲 象を造る
 どっかへ行きたい系の欲望の発生~叶ふ~関係の破たんするオチが何話か(「ここほれワイヤー」「ふしぎなドア」「海底ハイキング」)。

 ドラえもん長編版(ドラミちゃん関係をアレンジしたといふ指摘がある『ドラえもん学』) 1,1どっかへ行くかどっかを作る欲望の発生 1,2作る 2なんか知らんがそれが造ったものであれ何であれ「土人」といふよくわからないものがゐるので、2,1そこの適当なのと皆さんが仲良くなる 2,2皆さんは彼らをアレする「敵」と戦ふことになる 3関係が破たんするオチ(『20周年だよ!ドラえもん・ザ・ムービー』)

『ゆうれい城へ引っこし』(『藤子F不二雄大全』ドラえもん20巻所収)
 これではヒロインであるロッテさんの危機を救ひ、お約束の幽霊が出る問題を解決するためにタイムマシンを使ふのだが、そこまでに行かせるナニをなんとかすることもできたのにやらない。タイムマシンでは、「事態そのものをなくす」事ができるのだが、さう言ふのはドラえもんでは長編で何回かしかやって無い上、機械そのものがよく故障する。このやうな″いかさま師のタイムパラドックス”は、スペースコブラでも『パタリロ!』でも『T・P・ぼん』でも同じやうに、一回か二回くらゐしかやらない。

 『ふしぎなドア』ドラミのやつ。一家でどっかへ行く~そこは誰もゐないので皆さん大はしゃぎ~帰ってくるとへんな事件が は『白亜荘二泊三日』に何となく似る。違ふ処は、『白亜荘~』でガキが捕獲したなんぞは結局持っていけなかった所。なほ、ティラノサウルスの出てくる地層の辺から、有胎盤類(適応放散がかなり進んでる可能性もある)と単弓類は発見されてゐるが、トリコノドンは出てない。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する