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ボコイを飼う今日このごろ。〜 Writer at Work 17/02/07

「純真なマチウ」の「登場人物ノート」を新エピソードとして本編に追加したばかりですが、登場人物一覧をずっと載せなかったのには、ツイッターのほうで「キャラ紹介」というのをかなり早い段階からやっていたから、ということもあった気がします。

 そちらの「キャラ紹介」は、長いお話なのでなかなか登場人物の人柄とか立場とかが見えてこないだろうという配慮から、外見からだけでも読者のイメージ作りに役立てばということで、〝もし「マチウ」をハリウッドで映画化するとしたら〟的なノリで作者が勝手に想像する夢のオールスターキャストを作ってみたわけです。

 今回「登場人物ノート」を作る際にも、それを補足的に引用しようかなとチラと考えたものの、具体的な人物を挙げるのは逆にイメージを固定化してしまったり、個々の読者のイメージとは少なからずギャップが生じかねないという理由で、本文に入れるのは見送ることにしました。

 それと、本文として発表するものは、あくまでも純粋な私個人の創作物であるべきだという思いからですね。

 しかし、今まさに書き込みをしている「近況ノート」という便利なものがある。これは、書籍の「あとがき」とも違い、もっと自由なことが書けるスペースです。ここならいいかも――というか、遊んでもいいのかな、と思い至りました。

 ツイッターではもうかなり深く掘らないと見られなくなっているし、その後私のほうで考えを変えたキャラクターもいます。そこで、この場を借りて再編集した「キャラ紹介」をやることにしました。いわば、「裏・登場人物ノート」ですね!

 ツイッターをご覧になっていない方はもちろん、両方読まれた方もご自分の抱いたイメージとあらためて比べてみてほしいし、本編の途中あるいはまだまったく未読の方にはおなじみの俳優・女優が出てくる場面を想像して楽しんでいただければ、と思います。違和感のあるキャスティングがあるかもしれませんが、そこはどうか笑ってお許しを。もしかしたら、むしろこちらのほうがわかりやすくて親しみやすいかも、です(笑)。

 ということで、今回はその第一回目。ツイッターのきつい文字制限がない分、すこしずつ書き足したり、「ご想像におまかせ」としたキャラにもなんとかキャストを当てるようにしました。それと、順番は「登場人物ノート」とそろえてあります。


《純真なマチウ[胎動篇・生誕篇]キャラ紹介》①

◎ マチウ
 今回の出番は少ないが、成長段階に応じていろいろな活躍、表情を見せてくれるはず。戦う少女キャラそのものが希少だが、「キック・アス」のクロエ・グレース・モレッツはちょっとイメージが違う。やはり「レオン」のときの衝撃的なナタリー・ポートマンでしょう。序章でロッシュをにらみつける表情は彼女以外にありえないと思うが、どうでしょう。

◎ カナリエル
 ストーリーに寄与するキャラしか書いてこなかった私が初めて生身の人間としての願望を持つ女性として描いた「瑠璃丸伝」の翔子が、たぶん原型。翔子には現代に生きる忍者という異常な存在をリアルに観察するための視点の役割を持たせたが、 カナリエルにはさらに物語を起動させる強いパワーを与えたつもり。気の強そうな女優は現在の主流だが、けなげさと聖なる美貌を兼ね備えた存在はなかなかいない気がする。ウン? だれかが「アン・ハサウェイ」って言ってる…そーかな、ウーン。

◎ ゴドフロア
「Terminator2」以降のシュワちゃんかな。アップルシードのブリアレオスかもしれない。もちろんグインも入ってる。存在そのものに包容力があるが口は悪い…というか皮肉っぽい。そうそう聖エルザの水谷薫かもしれない。あとの候補はみんなオッサンぽいか、青臭さが残ってる。なんか、年齢なんか超越してしまってるほどの存在感が欲しいんですよねえ。

◎ マザー・ミランディア
 役どころとして最重要な〝寮母〟は、まさに「Lord of the Rings」のガラドリエル様のイメージ。話す口調は、同じケイト・ブランシェットが演じたエリザベス1世ですね。フロドやギムリのように強い意志と気高い美しさに圧倒されます。彼女以外に適役はちょっと思いつきません。

◎ ロッシュ
 スラリとした水も滴る美青年。頭脳明晰、運動能力抜群。現実にいたらイヤミにしかならない。でも、アニメや漫画ではいくらでも見かけるタイプ。だから勝手に想像してもらってかまわないのだが、内面は複雑きわまりなく、致命的な秘密も隠し持つ。近年のハリウッドでは主役級に成り上がるのに時間がかかるので、なかなか圧倒的な美青年俳優がいない。オーランド・ブルームではちょっと深みが足りない。「リプリー」の頃までの若いジュード・ロウならやってくれそうかな。ディカプリオではないなあ。

◎ ステファン
 ノーブルで、能天気、浮世離れしていて、人懐っこくて、そのくせヘソ曲がりでセンチメンタルなところもある…つまり愛すべき〝お坊っちゃまタイプ〟ということ。こちらもロッシュと同様になかなか候補がいない。そもそも今のハリウッド映画では流行らないタイプなのかもしれない。ということで、私はイギリスのTV番組「エンデバー」に主演したショーン・エヴァンスならなかなかいいと思うのだが。


 ……ということで、まずはメインキャストを。

 では、次回の更新をお楽しみに!








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