実は今回のノート、「マチウ」の本編の末尾に「次のエピソードを執筆」でいったん書き込み、それをコピペする形で発表しようとしています。以前ノートを書きかけて途中で別のページに飛び、戻ってみたらきれいに消えていた(いや、戻れなかったのかな?)という苦い経験をしたからなのです。
それにしても、付録で発表するものをいったん本編扱いで書いてそれから付録にする、って本末転倒というか……まあ、私がへそ曲がりな使い方をしてるから悪いのでしょうが、いくらノートでもセーブ機能くらいつけてほしかったなあ、と。
今回そのような面倒な操作をしているというのは、どうやら一気書きはできそうもないと予感したからです。ツイッターで取り上げていない人物が何人もいるし、たしかに脇役だが、これからのストーリー上の役柄も考えつつやりたいな、と。となると、どれくらい時間がかかるかわからなかったのですよ。途中でDVD借りに行きたくなったりするかもしれないし、ワガママなこだわりもありまして……。
ということで第3回。
《純真なマチウ[胎動篇・生誕篇]キャラ紹介》③
◯ ユングリット
「ハリウッド 美人女優」で検索してみたらベスト100とか、リスト化したものがずいぶんある。〝煙るような眼差し〟の〝静謐な印象〟の美人という基準で私が選んだのがジェニファー・コネリーだったわけだが、後追いで上記リストをいくつか参照してもまったく見かけなかった。同年代かより年増(失礼)の女優が何人もいるのに、である。大女優にはほど遠いし、代表作は美少女時代のものとかだからかな?……まあいいか。でも、「ロード・オブ・ザ・リング」のようなファンタジー映画のお姫さま役には彼女はまさにピッタリだと思う。[胎動篇・生誕篇]では名前のみの出番だが、[揺籃篇]とその続編では重要な役割を担うことになる。そのときにあらためてジェニファーを見直してくれたら嬉しい。
◉ ゲオル
朴訥とした魅力の出せる俳優ってだれだ? と考えた。若い奥さんもらって素直に嬉しそうで、羊の世話も手馴れた見事さでこなし、愛犬にステファンと名前をつけそうなユーモアもありそうで……と。で、浮かんだのがサム・ワーシントン。物語では途中から惨めなことになるが、最後のすばやい決断と雄々しい行動には拍手を送りたくなるようなキャラが欲しかった。いい配役かな、と思う。
◉ フィオナ
ゲオルの若くて可愛く気立ての良い女房。やはり素朴で生き生きしたところを演じてもらいたくてミラ・クニスを起用したい、と。「ジュピター」はピンとこなかったが女優は化けるものだからと思いたい。草原の逃走シーンなどの颯爽とした場面も似合いそうに思うが。
◉ ダブリード
ツイッターではジェイソン・ステイサムを指名したが、見れば見るほど人が良さそうな印象になってきた。[胎動篇・揺籃篇]ではもっと切れたら怖いイメージで通してもらいたくなったので、新たにジェイ・コートニーをキャスティングした。ゴドフロアは存在感ありすぎなので、けっして部下にはならない相棒とか、道連れという雰囲気を漂わせてくれそうなキャラとして考えた。終章でコートニーがいきなり矢をつがえたらドキッとしそうだな、と想像して楽しくなった。
◯ マドラン
帝国の執政。皇帝の側近。執政とかいうと、「ロード・オブ・ザ・リング」のゴンドールの執政デネソールとか「スターウォーズ」のパルパティーン議長のように陰険で腹黒いイメージだが、ここではもっとエネルギッシュでかつ表情豊かな悪役のイメージが欲しかった。それで思いついたのがロバート・ダウニーJr.版のほうの「シャーロック・ホームズ」や「キック・アス」「ロビン・フッド」でも見事な悪役ぶりを見せてくれたマーク・ストロング。この人の存在感と演技力はかなりすごい。若きブラピ(これは次回)と密談するシーンはちょっとゾクゾクさせる。
……と、今回はここまで。前回がなんと2月12日なので、もう20日も空いてしまいましたからね。ここで一区切りつけようと。でも、やっぱり何日かかかってしまいました。
それにしても、こうやって配役していくと、「こいつにやらせるならもっとこう書けばよかった」と思うことしきりですね。しかし、物語には流れやバランスってものがあるし、文字メディアではそこまで必要ないという賢明な自制も必要でしょう。
〈登場人物ノート〉で挙げたキャラクターはあと数人ですが、次の[揺籃篇]のキャラも含めるとかなりの数が残っています(というか、もっと増える)。あんまり形にこだわらなければ、こちらの〝豪華キャスト〟版のほうは[揺籃篇]を先取りしたり、決まらない分は後回しでもいいかとも考えています。
それと、急ぐつもりはありませんが、〈登場人物〉につづいて本編のほうで〈歴史・時代背景〉とか〈地理・地形〉などの設定も少しずつ明らかにしていくつもりでいます。「指輪物語」(ロード・オブ・ザ・リング原作)の地図みたいなものにあこがれるのですが、いつになったら見られることやら……。
では、また次回の更新で。