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マチウをめぐる今日このごろ。〜 Writer at Work 05/06

 私にとってのGW最終日である5月5日、突然気まぐれを起こしてマチウの第2部[揺籃(ようらん)篇]の序章を公開してしまいました。Twitter にも書いたように、まさに"GWには魔物が棲んでいる"ですね。

 他の書き手の人たちは(最近やっと気づいたのですが)どんどん先を書き進めていたりして、新たな評価を獲得しつつありますが、私が続編をスタートしようとするスタンスはちょっとちがっています。まずそれを説明します。

 作品であるかぎり、評価はまとまったものに対してなされるべきであり、途中での評価というかコメントは〝作家に対する応援〟とか〝感想〟とかに当たると思います。ファンレターのようなものですかね。そういうものを新しく追加した部分で目を引きつけることで積み上げたからといって、評価が高くなるとは言えないのではないでしょうか。すくなくとも「コンテスト」と謳うからには、最終選考は、読者選考終了時点までに〝完成〟された部分に対しての〝作品としてのまとまりと出来栄え〟に、正当な評価をあたえるものであってほしいものです。

 どういうアプローチのしかたをしている書き手であっても、最終的な目標は作品として正当な評価を得ることだと思います。各編集部が選考委員になるからといって、「うちではどれが商品にしやすいか」「どんなメディア展開が可能か」というような規準や目的が先行する、品定めのための見本市であってほしくはないなあと思います。良いものを売れるようにする、というプロの編集者の気概と腕に期待しています。

 ということで、コンテスト参加作品の最終的な評価を左右してしまうような書き加えや第2部以降への新展開が、同じ作品の中で読者選考終了後にも行われるのはやっぱりおかしいと思うので、私自身は、第2部[揺籃篇]は第1部[生誕篇]とは切り離し、別の作品として新作あつかいで出すことにしたというわけです。だからどう違うのかと追及されたらたまりませんが、筋を通したいということです。あしからず。

 私のスタンスのちがいのもう一点は、完成した作品を提出した[生誕篇]とはちがって、[揺籃篇]は執筆途上の、作者にとってもまだ五里霧中の状態のものだということです。句読点やちょっとした言葉づかいの変更にとどまらず、章やパートの入れ替え、加筆削除から、もしかしたら新キャラの名前が途中で置き変わるなどという事態さえ起こりかねません。そういう迷いや悩みまでモロに出てしまうかもしれないな、という意味をこめて、近況ノートの新シリーズに Writer at Work(執筆中の作家)というサブタイトルをつけたわけです。

 ですから、これから続けていく第2部の公開は〝連載〟というものには当たらないと思います。お金をもらってないので仕事ではないし、コンテスト参加というような競技者としてのルール、倫理にしばられることもありません。いわば、公開で行う実験のようなものです。もしかしたら、カクヨムの新しい使い方の提案になるかもしれません。(他の投稿サイトのあり方は全然知りませんが)

 しかし、実験の目的は「これでうまくいっていますかね?」という確認なので、具体的な反応がなければ公開する意味はありません。私は裸の王さまになるのはイヤなので、黙って見ているのではなく「あのキャラをもっとちゃんと書いて」とか「あの場面はよくわからない」というような具体的な声が聞きたいのです(私の作品はどうもツッコミずらい、というのはなんとなくわかりますが、ちゃんと聞きますよ)。ですから、〝評価〟というのとは別の意味で、こちらには気軽に★やノートへのコメントをいただければなと思います。できれば返事も書ければと思いますし、作品に少なからず反映されるはずです。

 この近況ノート新シリーズは、こういう感じで日記風に書いていくつもりです。実験が有効か、そしていつまで続けられるかもわかりませんが、くれぐれも言い訳の場にはしたくないなあ、と自戒しています。

 では、また次回の更新で。

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