黒澤カヌレ

桜井美香は、通りの小さな路地で見た見慣れない男と少女の姿が忘れられず、翌朝の新聞でその少女が誘拐されたことを知り、胸の中に後悔の念が広がる。一方、経験豊富な刑事・篠崎譲二は、相棒…

『 同題異話・十一月号　　きょうを読むひと』によせて書きました。二作目です。 ひさしぶりに実話怪談っぽいものを書いてみました。

『【三題噺】「子ども」「木枯らし」「祭りの後」』によせて、連作掌編（トンチキ）を五つ書きました。 小説のタイトルではなく、各エピソードタイトルの末尾に《甲》などと記載しています。…

大学一年生の外野聖(そとの ひじり)は、上京して一人暮らし。 そんな彼女の家に、小学一年生の弟、外野賢人(そとの けんと)が、三泊四日で遊びに来る。 それが、恐怖の始まりだっ…

宮本武蔵と佐々木小次郎、北のショーグンと南の大統領。これらの男達が愛し合っていたら‥‥‥ そんなショートショートを書いてみました。 BLが腐女子たちに人気があるのは、男たちの…

ごめんなさい

KAC20242参加作品です。 よろしくお願い致します。 不動産営業をしているエージェント五畳半悟の前に 最凶の客現る。 その時、悟の放った一手とは？

この館では、生首たちが成仏するその時を首を長くして待っている。 #novel首塚2024 に寄せて書きました。 選択したお題「舘」

【あらすじ】 高校二年生の樹（いつき）は陸上部の新人戦地区予選当日、寝坊して大慌てで開催会場の陸上競技場を目指す。 樹にはどうしても出場しなければならない種目と理由があった。 …

天の川銀河のどこか。 宇宙人の女の子、ぴりかは、不思議な話やこわい話が大好き。 ある日、学校の授業が終わるとぴりかは友だちを集め、お父さんから聞いたというとっておきの怖い話を語り…

いえのまえみてみて

第16回空色杯応募作品 テーマ　立冬×ホリゾンブルー 500文字以下の部　掌握小説

20xx年、ある有名な会社のCEOは言った。 『誰でも気軽に戦う相手を探すことの出来る、新時代の対戦型SNSを作りたい』 彼の意向を受け、世界最初のバトルマッチングアプリ、Tac…

可愛いアイツはクマだし…肉食うんです。

霊能力や超能力を信じますか？

自主企画「創作企画トワスト第三回」参加作品です。

一田和樹様、自主企画参加作品です。

拙作『星と丸の王国』のキャラクター未知流は、慶太からちゃんと片膝指輪パカっでプロポーズされたのかが凄く気になる、という読者様からのお問い合わせが殺到してまして（真っ赤な嘘です）そ…

料理の事を書いてます⭐︎

十余年前に交通事故でこの世を去った男子高校生・宇佐美夏翔（ウサミカケル） 肉体は失われたが、意識だけは事故現場に縫い留められたままだった。 ある日そんな彼の目の前に、小柄で色白、…

便所のラクガキってついつい見ちゃいませんか？面白い、面白くないに関わらず「くっだらねぇ」って思いながらも…フフフ…ってなっちゃいません？ つまりそういうことです。

ルールを守って順番に並びましょう。

多分、行方不明の人を探しているポスターだと思うんですけど……という話。

　死のう。 　おれは死を選ぶことにした。最後の食事も終えて、死に場所へと向かうおれ。 　だが、突然の腹痛がおれを襲った。 　我慢しきれなかったおれは、よく買い物をしていたコンビ…

この展覧会で展示されているのは、３枚の悪魔の絵 どなたさまも、ごゆっくりとご鑑賞ください

廃屋に横たわる一つの死体── スマホの向こうで微笑む一人の少女── 彼女の言葉に導かれ、僕は常軌を逸した迷宮へと踏み込んでいく……

「第七回こむら川小説大賞」によせて書きました。怪談の類いだと思うので、いちおうホラーにしました。

結婚を控えていた主人公・浅井紗季は、父親が殺人容疑で逮捕されるという悪夢のような事態に直面する。幸せな生活を目前にして一変した彼女の人生。事件を受けて、婚約者からは結婚を破棄され…

　念の為、「残酷描写有り」にしてあります。

　実話を基にしたフィクションです。 　オチらしいオチはありませんが、お楽しみいただければ幸いです。

ラブホテル清掃員のお話です。 場所だけなので、レイティングつけておりませんが、 未成年の方はご注意ください。

　ある朝通り魔に襲われてる女子高生を助けて刺された。 　気がつくと違和感だらけの状況にいた。

【月・水・金に更新】 小学生の頃に通学路で──。 不動産屋が担当していたマンションで──。 大学のキャンパスで──。 ネットのオカルト掲示板で──。 『ゆうれいにあえますよ』 …

なんていうことのないお昼ご飯の話

黒井はある扉の前で立ち止まっていた。 その扉の上には『夢の館』と書かれていたからだ。 日々の仕事に疲れ切っていた黒井は、その甘美な響きに扉を開き、中に入っていった。

小説家志望である太郎の書く小説はつまらない。それは誰がみてもあきらかだった。才能などあるはずがない。 だが太郎の母親、そして太郎の妹の琴音はそのことを本人に伝えることができなかっ…

越冬して過ごした海にも暖かな風が吹いてきて。 海辺を訪れる人もチラホラ。 果たして彼女は海から抜け出すことが出来るのか。

彼氏に手酷く振られ傷心のまま訪れた、南の果ての海辺。 そこで出逢ったのは彼によく似た男性だった。

大学生の修一は自律神経失調症で日々ストレスに塗れていた。何もかもがうまくいかない日々。そんなときネットでSDG（ストレス・ディティクター・グラス）という他者のストレスを抹消する不…

主人公・シュウタはなんの取り柄もないフリーター。ある日、格安のアパートに引っ越した彼は霊能者を称する隣人・ケイジと出会う。やたらと怪しい雰囲気を漂わせながらも、どう見てもインチキ…

　若月香は、高校入学し同じクラスになった園田日菜子のことを「とても綺麗な人」だと思っていた。 　最初は、日陰者の自分とは住む世界が違う人だと感じ、交わることもないだろうと思ってい…

もうひとり。