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日本古代史企画アピールポイント!

 あめさん企画「ようこそ日本古代史の沼 ―第二弾―」に一作を書き上げました。

 私の企画に参加してくださったあめさんへのお礼を兼ねて、自分が小説を書くときは、どんな手順を踏み、何に気を付けているかを意識しながら執筆を試みた一作です。

 アピールポイントは、なんといっても万葉歌です!

 一首目、「春の野に」のみは山部赤人の作ですが、後の十首は全て自作しました。

 お気に入りは、野辺の乙女たちが歌う長歌。
 結びの句「今は摘まさね、今は摘まさね」との囃子言葉に、開放的な雰囲気が感じられて好きです。

 今まで、作品中に詩歌を用いたことはありますが、詩歌を中心にお話を進めていくことは初めてでした。
 微妙に品詞活用には自信がないのですが 笑、万葉らしいおおらかな感情表現をあじわっていただきたいです!

https://kakuyomu.jp/works/16816452219924921506

5件のコメント

  • 小鹿さま

    こんにちは、あめです。
    この度は古代史企画へのご参加ありがとうございました!

    小鹿さんの細やかな努力と繊細な言葉選びが良く現れていた作品になっていたと思います!
    銅鏡を覗き込んで容姿を確認している広足さんの可愛さに、初っ端から心を射抜かれた次第です 笑

    私は文字や文章に色がついて見えるタイプなのですが、こちらの『堅香子の花』は春によく似た柔く朗らかな印象を受けました。『おもかげのCharme』の方は朝焼けや夕焼けのような藍と橙が混じり合う色のイメージだったので、小鹿さんの文章の幅広さに脱帽するばかりです。

    そして自作の和歌!! 先に近況ボードを見ていなければ「こんな素敵な歌が残っているのか! 文献どれだろう!」と探しに行くところでした 笑
    私は特に「花の色は──」の歌と、「足引きの 山道ぞ行く──」の歌が好きです。

    また小鹿さんの文章に魅せられてしまいました。これからも、引き続きの連載や新作楽しみにしております!




  • あめさん、お読みいただきありがとうございます!
     あめさんが企画を主催されていることに気付いたので、ぜひとも参加しなくてはならないと筆を執りました。

     文字や文章に色が着いて見えるとは、共感覚をお持ちとのことでしょうか? 書き手にとっては、うらやましい能力ですね。
     春に似た柔らかく朗らかな印象でしたか。
     友人に読んでもらったところ、「読んでるこっちが恥ずかしくなるピュア具合」と評されたので、相通じるような印象を抱いていただき、とても嬉しいです。


    「花の色は──」の参考にした歌は、百人一首の小野小町「花の色は」(前半の意味なんか、まんまですね)、
    それから、『万葉集』巻16の「乞食者の詠二首」より3885「愛子 汝兄の君」です。

     乞食者の歌は、狩られる鹿の最期の言葉を詠ったものです。言及内容だけを見れば、大変に中央集権の赴きを感じるような、貧窮問答歌にも思えるものだというのに、妙に明るく詠み上げられている点にギャップがあって、好きなのです。

     ちなみに、「今は摘まさね」とは、恋をしろ、との意味も含んでいます。摘まれる対象は乙女自身という、ちょっと可笑しな歌でもあります 笑。


     今作を書いてみて、私はやっぱり万葉歌が好きだなぁとしみじみ思いました。
     この企画がなければ書こうとも思い付かなかった作品です。貴重な機会をありがとうございました!
  • こちらから失礼します。

    貴作へのレビューが、昨日のカクヨム公式Twitterの「本日のレビュー紹介」に載りました。
    (私からこんなことを申し上げるのは図々しいですが^^;)
    食事中、何気なくスマホで見て、うどん吹き出しそうになるくらいビックリしました(笑)

    そんなわけで(どんなわけだ)、今後ともよろしくお願いいたします。

    ではではノシ
  • よ、四谷軒さん……
    慌てて見に行ったら、本当に公式アカウントの一番上に見知ったお名前と、自分の作品があるんですもの……
    びっくりしました……!

    まさか公式に注目していただく機会を得られるとも思わず
    ひとえに四谷軒さんのおかげです

    今、冒頭数話を大幅に書き直しているるところなので、励みとして頑張ります

    いやはや、ありがとうございました
  • またしてもこちらから失礼します。
    お久しぶりです。
    近況ノートへのコメント、ありがとうございました。

    さて、新作の方ですが、おかげさまで今、推敲の段階に入っております。
    いやまさかこれについてコメントをいただけるとは思っていなくて……。
    誰からも忘れ去られた頃に、しらっと投稿するつもりだったのに(笑)
    それが小鹿さんからということに、「嬉しいなぁ!」と思いつつも、身の引き締まる思いで、制作に取り組みます。
    まさに、朋有遠方より来るって感じでございます^^;

    それでは、「charme」の方も、制作、頑張って下さい。

    ではではノシ
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