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最新話『第一バベルと第五バベルによる交信記録』投稿しました。

構造の種明かしと上位存在について。


最終章の走りとなる今回は、今まで描かれたバベルというものがなんなのかをまとめる話になっています。
ここまでの流れで何度か示唆していましたが、今回で物語の語り部がバベルのエージェントである『マーリン』であることをはっきりと書きました。

世界の記録者であるバベルが、一人の人間にフォーカスした記録を現在進行形で吟じている。というのがこの物語にメタ的な構造です。
今回と似たようなことを、別のファンタジー作品である『アルはここに在りて』でも使用しましたね。
正直、三人称の在処を規定しようとするのは、自分の悪癖だと自負していますが、今回視点の主となり得る上位存在側を敵味方の関係でしっかり干渉の有無がはっきりしているのは、前作での反省点を活かせているのではないでしょうかと自賛しています。

こういうのがないと、視点の主を考えてしまって切りがないというのは、誰しもあると思います。

よろしければご意見・感想などお願いします。
次回更新は、5月3日(木)18時投稿予定です。

はぐるまバディに性転のララバイを/葛猫サユ
https://kakuyomu.jp/works/16818093073275058811/episodes/16818093076327760951

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