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最新話『ビットとエス構造群Ⅱ』投稿しました。

頭の固い兄・トーマスと、めんどくさがりな妹・セラノ。
ライバルのラウス兄妹、登場。

また、それとは別に、老教師の話したエス構造群仮説とは別のアプローチで、彼女の客観的の評価を解説する回になっています。

『競技』を語る上で、対戦対手のキャラクターは当然必要ということで、同じ棺持ちのキャラクターのペアを登場させました。

懐古主義的な一面を持ち、頭は固いが騎士道を重んじ、屈強な大男の兄のトーマス・ラウス。
対して礼儀正しく冷静な、めんどくさがりで兄に呆れがちな小柄の妹のセラノ・ラウス。

過去の文献を焼却し、王家やそれに連なる封建主義の権威を落とす今日の天球都市世界において騎士道を語るトーマスは、古臭い人間として扱われています。
それでも騎士道にこだわるトーマスには、原因となる過去があるのですが、それは後のお話。

そんな彼を疎ましげな態度を取るのが妹のセラノ。
古臭いトーマスとは正反対に、セラノはあらゆる物事に無関心を装う『現代っ子』のイメージで作っています。


対立軸に天球都市世界の歴史がある彼らは今回、ジェニス・ギールという存在の抱える矛盾について、当地の価値観で指摘します。
それを受けたラヴァルは、自らの友情を疑いながらもジェニスを庇い、トーマスの逆上を買ったところを冒頭の生徒が止めに入って次回に続きます。


よろしければご意見・感想などお願いします。
次回更新は3月18日(日)18時投稿予定です。

はぐるまバディに性転のララバイを/葛猫サユ - カクヨム
https://kakuyomu.jp/works/16818093073275058811/episodes/16818093073550826317

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