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「再会Ⅳ」投稿しました。

VSプルト。章テーマという意味での、三章最大のクライマックス前編。

三章はアルが現実に打ちのめされる回だと最初に書いた覚えがありますが、その点において今回と次回がこの物語のピークになると思います。
魔王の遺志が一部曲解され、横暴を働く人間がいて、さらに勇者もまた心を病んでいるということを聞かされるアルの心境は、かなり絶望的です。
それでもここまで来たのには、ローランの言葉が強かったんだと思います。なんだかんだ、邪険に扱い事も多いですが、アルがローランに依存しているのはこれまでのことから明白だと思うので。
そしてそのローランもまた、アルとロードレクに依存している節が今回見えてきます。普段温厚な彼が古い仲間にも全力をぶつけるような盲目ぶりを見せるのも、それが窺えます。
全体的にプレッシャーのかかる話ではありますが、一方でサゼンのミステリアスな雰囲気を出すために、終盤で似たような台詞出しをしているのがちょっとマイナスポイントかもしれません。


次回更新は9月10日(日)です。
アルは此処に在りて~魔王少女の異世界巡礼記録~/葛猫サユ
https://kakuyomu.jp/works/16817330662129713474/episodes/16817330663381106180

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