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最新話「影を迫るⅢ」投稿しました。

今回は塔子の掘り下げを挟みつつ渚からホエルへの感情整理。
「渚は結局ホエルをどう思っているのか」というのは結構自分の中でフワフワしたまま進行していて、この手の話を進行しようとするたびで、どうだったっけってなります。よくないです。
事件を通して、渚が自分の過去と向き合うというのが物語の基本構造ではあるんですが、ホエルとの絡みを想定しないまま発車してしまった感がどうしても否めません。
ただ渚は相応に優しい子で正義感もあるので、絡みに行くこと自体は簡単なのが救いです。二人の関係性の決着も決めていますので、そこは安心して読んでいただくと幸いです。

また今回は東宮塔子捜査官についても、キャラクターの一側面が顔を出してきました。
未解決事件の全貌を探るのを目的とした、刑事ものでは結構ありがちなキャラ造形。設定だけ見るとダークヒーローのような面もあります。今回は被災者の災害に対する一般的な見解を持つキャラとしても側面もあり、今回のテーマとも違う意味で深く関わっていきます。
ただ、第一印象があまりよくならないかなぁ、とも考えます。口喧嘩から始まり主人公を痛めつけたりとシンデレラの継母役みたいなイメージを持たれていなかと、若干心配しております。
正直、自分は部隊に限らずチーム内には主人公とウマの合わないキャラが一人くらいいてもいいいと考える傾向があるので、彼女の存在によって引き締まったチームイメージを楽しんでいただければと思っています。
彼女がいないと渚ファンクラブみたいになってしまうんですよ、幻捜課って。それくらいみんな渚に優しいので。

次回更新は9月4日(日)です。
ファントミーム・オーヴァーレイ/葛猫サユ - カクヨム
https://kakuyomu.jp/works/16817330660259961980/episodes/16817330662747276380

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