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「夏の日、橙色の空、まだ遠い日の自分まで」というお話を書きました。

 また会いましたね。神崎ひなたです。
 この度、カクヨム2020夏物語の参加作として下記の小説を書きました。

 夏の日、橙色の空、まだ遠い日の自分まで
 https://kakuyomu.jp/works/1177354054896068689

 カクヨム2020夏物語
 https://kakuyomu.jp/special/entry/kakuyomu2020summer

 いつもの如く、あとがきです。

 2020年の夏をテーマにしている作品を募集している今回の企画ですが、正直なんの話を書こうかめちゃくちゃ悩みました。本当はオリンピックの夏になるはずだったのに、いつの間にかコロナウイルスの夏になりつつある。どこもかしも自粛ムードで、特に中・高生の方なんかは、部活の大会がほとんど中止になってしまったとのことで、本当にやりきれないのでは……と想像するだけで気が沈みます。
 それなのに、青春は待ってくれません。明日がどうなるか分からない。来年どうなるか分からない。なのに一秒、また一秒と確実に時間は過ぎていきます。
 日々迫りくる不安に押しつぶされないように、自分の歩き方で一歩ずつ前に進んでいってほしいという願望……本当にこれは押しつけがましい願望に過ぎないのですが、そんなことを考えていたら、この夏の日の物語が出来ました。

(↓ここから雑談)

 作中に「忍足姫鶴」というヒロインが登場しますが、その名前が好きです。登場人物の名前は思い付きでつけることが多いのですが、今回は思い描いた凜とした少女にぴったりの名前が付けられたなぁと一人満足しています。忍足姫鶴、なんだか声に出して読みたくなります。

 私は陸上部だったことは無いのですが、陸上と縁のある学校に通っていたので、友達も陸上部が多くて、そういう断片的な知識がいつの間にか物語になっていくのが新鮮でした。懐かしいけどあまり戻りたくはないあの頃を少しだけ思い出して、たぶん、青春は当事者にとっては水のようなものですが、過ぎ去れば苦みを帯びて、いずれ甘酸っぱくなったりするのだろうなどと思いました。(なんの話だ?)

 そんなわけで、甘酸っぱくて苦い思い出の夏物語でした。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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