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『隣の別荘の家政婦』をご紹介いただきました✨&チェコの伝説

『カクヨム作品の感想文』にて数多のカクヨム作品を紹介されている彩霞さんが、拙作『隣の別荘の家政婦』を取り上げてくださいました!
いつもありがとうございますーヾ(≧▽≦)ノ
第55話に飛びます↓
https://kakuyomu.jp/works/16817330658568551380/episodes/16818023212081166832

この作品はホラーに見せかけてコメディーという二段構えの構成になっているのですが、彩霞さんはさらにミステリーの風味を感じ取ってくださいました。
つまり、ホラーコメディミステリーという新ジャンルが爆誕です。未読で気になる方はぜひ(笑)
いつもながら、細かいところまでしっかり読み取って、興味を惹く感想文を書いてくださる彩霞さんに、大感謝です!

そんな彩霞さんは現在、『闇夜の護衛』というファンタジーを連載中。
以前もカクヨムで連載されていた作品の、改稿バージョンとのことです。
私もまだ初めのところしか読めていないのですが、王権を揺るがす闇取引の描写に興味を惹かれます。本格ファンタジーの趣。
今後、オリジナルの盤上遊戯が出てくるとのことで、ボードゲーム好きとしてはとても気になる展開!
良かったら一緒に読み進めましょう♪

『闇夜の護衛』
https://kakuyomu.jp/works/16818023212779029403

彩霞さん、嬉しいご紹介を、ありがとうございました(*^^*)



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前回の三題噺【三題噺 #70】「細工」「湖」「ユリ」に参加したかったやつを公開しました。
たまにむらむらと書きたくなる伝説捏造系の話です。

小説の説明のところにも書きましたが、戦争と性暴力をテーマの一つにしたお話で、読後感が良いものではありません。
お気を付けください。

『ヴォドニークの小箱』というタイトルでピンと来る方は滅多にいないと思うので説明しますと、ヴォドニークというのはチェコの河童です。
川や湖や沼に棲む水の精・魔物・妖怪といった類いの存在。
東欧やロシアではヴォジャノーイと呼ばれています。

水底の館に棲んで、溺死した人の魂を壺に集めるコレクター気質。
伝説上の姿はいろいろで、美しいという情報はないのですが、この作品では美しいということで、ひとつよろしくお願いします。
(似たような強引な美化をドイツのなまはげでもやったな→『石炭とブランデー』)

お話の背景にはボヘミア(チェコ)を襲った史実の戦争が含まれています。

フス戦争(1419~36年)
三十年戦争(1618~48年)

どちらもキリスト教の異端と正統を巡る宗教戦争です。
どちらもボヘミア王国(現チェコ)のプラハ城における「プラハ窓外投擲事件」を発端に起きました。
簡単に言うと、気に入らない役人を窓から投げ捨てたんですね!

チェコではいまだに人気のない政党を揶揄して「奴ら城の外に濠を作り始めた」なんて言い回しをするらしい。
(濠に水が張ってあれば、窓から投げ捨てられても大丈夫だもんね♪)

プラハには独身時代に2回行って、2回目は一人旅でした。
御伽噺から抜け出たような、本当に素敵な国です。
また行きたいぞ!

写真はそんなプラハの旅から。

左上:プラハ城から眺める城下町(マラー・ストラナ)
その下:お土産屋さんのショーウィンドウ1
左下:ヴルタヴァ川(モルダウ)
右上:プラハ旧市街の天文時計
その下:お土産屋さんのショーウィンドウ2
右下:おもちゃ博物館の看板

可愛らしいショーウィンドウはいずれも、プラハ城内の「黄金の小道」にある、ゴーレムや錬金術グッズを売っていたお土産屋さんです。
元は一枚のものを分割してます。(見栄えするよう画像処理しています)

「黄金の小道」にはその昔、錬金術師たちが住んでいたという伝説がありますが、実際は兵舎だったようです。フランツ=カフカの仕事場もここにありました。

このお土産屋さんで、眼鏡と魔導書の重りがついたブックマーカーを買いました。
しおりにするには重すぎるので、たぶん、書見台に置いた時に本のページが閉じないようにするためのものでしょう。
歯磨きしながら本を読むときに重宝してます(歯磨きしながら本を読むな)。

さてさて、チェコ愛が伝わったところで、古代中国の方も頑張ります☆

18件のコメント

  • こんにちは!
    ヴォドニークは聞いたことがなかったのですが、なるほど、ヴォジャノーイかあ🤔
    毎回思うのですが、フス戦争とか三十年戦争をすっと引っ張って来れるこよみさんの博識さが本当にすごい……✨
    モロッコの書き込みのすごさにも思ったのですが、それを物語に自然に反映できるのがとても素晴らしいなと思います。

    素敵なお写真ですね❣️
    チェコと言えば魔術の都というイメージがあります。いつか行ってみたい!
    チェコのお話ももっと聞いてみたいです!
    ヴルタヴァの名前を聞いて、スメタナの我が祖国を思い出しました。好きな曲なんです😊
  • お邪魔します。

    素敵な風景ですね。
    プラハもモルダウ(こっちのほうが馴染み)も、音楽でしか知りません。
    こういう国なのですね。

    ひとり旅でも行かれたとのこと。
    言葉は大丈夫なのでしょうか?
    外国語に才能がないので、現地の人と直接コミュニケーションが取れるのか羨ましいです。
  • さすがこよみさん。こよみさんが紹介するとプラハがまるでおとぎの国のような、メルヘンチックな街に……! もちろん実際にそういうイメージな美しい街ですが、私が書いたチェコグルメとエロティックシティなプラハとえらい違いww

    新作、早く読みたいんですけど、今日は息子①が休みで家にいて、今からマフィンを焼くんです。夜、時間が空いてからじっくりと読みに来ますねー☆
  • ワタクシにとってプラハと言えば映画のアマデウスでモーツァルト時代のウィーンの街並みとして撮影のロケ地になった街のイメージですね。その頃と変わらないような街並みがまだ残っているなんてすごいなと思いました。
  • ぐおぉ、ヴォジャノーイ!!

    何度煮え湯を飲まされた事か……!
    え?HP40ST40の先制。防御側で即死80%ですよ。コイツの守ってる高レベル地に止まっちゃったら……ぐぬぬ、鬼です、鬼。水ブックめ。私は風属性しか使わないぞ!

    ごめんなさい、カルドセプトでした。

    ……ごほん。プラハ、素敵ですにゃ!
    写真がまた素晴らしい。まさに愛が伝わってきます。行ってみたいにゃ〜。ものすごい影響受けてきそう。受けたい!
  • えいさん

    おお、ヴォジャノーイの方はご存知でしたか?
    博識とのお言葉、照れますが嬉しいです~(#^^#)
    元々16世紀辺りのチェコの話が書きたくて、お勉強していたのです♪

    >物語に自然に反映できる
    これはすごく目指しているところなので、そう言っていただけて、光栄です✨

    >チェコと言えば魔術の都
    まさに! 錬金術師とゴーレムのイメージですよね(≧▽≦)

    スメタナの「我が祖国」の中の「モルダウ」は学校でみんな習いますよね! うちにもCDあります。郷土色が強いのがやはり素敵だと思います♡
    「モルダウ」がチェコ語だと「ヴルタヴァ」だと知った時も驚いたのですが、スメタナが日本語だと「生クリーム」という意味だと知った時にはもっとびっくりしました。
    そんな可愛い名前だったとはw
  • つむぎさん

    いらっしゃいませ♪

    プラハは町が丸ごと世界遺産で、どこを歩いてもこんな感じのメルヘンなところです。
    「モルダウ」は切ないというか、郷愁の念をすごく感じさせる音楽だなあと思うのですが、何度も宗教戦争を経た辺りにその本質があるのかもしれませんね。

    言葉は、私も日本語以外はまったくできません!
    「ありがとう」「すみません」「トイレはどこですか」だけメモってGOです★
    一人旅の時は、日本語ができる韓国人経営の民宿に泊まりました。
    お陰で旧市街のど真ん中に泊っているのに、朝食には必ずキムチが出るという(笑)
    ちょうどキム・ヨナが金メダルを取った年で、一緒にニュースを見たりしました。
    言葉、できなくてもなんとかなりました(≧▽≦)
  • 瓦のオレンジ色がすごく温かくていい色ですね! 魔術師のローブを着たこよみさんが眼鏡と魔道書のブックマーカーを片手に書見台で読書する光景を想像致しました。
    私も何かしら読むとか、書いたものを推敲しながら歯を磨いてます。磨いてる時間が退屈すぎて(笑)仲間がいてよかった。
  • 伝説捏造系ww
    こよみさんが描くと、そうとは思えなくなるのですから!(つまり、信じてしまうのです!)不思議です。今回も、とても捏造(←言い方!)とは思えないクオリティ!
  • 千弦さん

    >プラハがまるでおとぎの国のような
    千弦さん、事件です。
    Yahoo検索で「プラハ おとぎの国」の検索結果が約44,500件、「プラハ エロティックシティ」の検索結果が約約8,510,000件だったので驚愕しております。
    「おとぎの国が一般的な見解ですから!」ってドヤろうと思ったのに、なんでこうなったwwww

    もちろん千弦さんの書かれるチェコグルメもエロティックシティも、プラハの多様な文化を活写されている名文だと思います。しかしエロティックシティが代表格とは思わなかった。もー家族がいるから笑い堪えてますけど、お腹痛い😂

    息子さんがいらっしゃるからマフィンを焼くー!? なんて素敵な……! もはや烏丸家がおとぎの国です。どうしたらそれ入手できますかね、私も食べたーい(´▽`)♡
    どうぞどうぞ、疲れをゆっくり癒してから、いつでもおいでくださいませ♪
  • 土岐さん

    アマデウス、私もすごく前に観たことがありますが、あれはプラハがロケ地だったんですね! とにかく豪華~、煌びやかな~な宮廷の印象が残っています。
    あと、サリエリが真面目な人なのになんだか可哀想でした。近年では彼の評価が好転しているようで、良かったね! と思っています^^

    当時の街並みが残っているって、本当にすごいことですよね。高温多湿で木造建築が主流な場所だと、なかなかそうもいかないでしょうから、気候とかも多分に関係しているんだろうなあ~と思います。
  • 「プラハ エロティックシティ」の検索結果が約8,510,000件wwww
    私もお腹抱えて笑いました(笑) いや、これはしかし「おとぎの国」というふんわりしたワードがいけないんですよ。「エロティックシティ」は店名ですからね、しかもプラハに何軒もあるチェーン店の。
    うん、いろいろ試してみましょう! えーーっと、「プラハ 聖ヴィート大聖堂」だと約55,800件で、「プラハ 性交機械博物館」だと約88,200件……あれ?(笑) も、もうちょっといろいろ試して……「プラハ カフェ」でほら、約782,000件もありましたよ! で、「プラハ カナビスショップ」だと約1,030,000件……オイオイww
    …………プラハのそういうところも私は好きっ! ということで(オチテナイ

    マフィンは、ちょっと形は崩れちゃいましたが美味しかったです。失敗がまずなくて楽なのでベースはホットケーキミックスという手抜きですが、そのぶんチョコチャンクざくざくのチョコマフィンと、かぼちゃペーストを混ぜ込んでシナモンをきかせた林檎マフィン、レーズンたっぷりシンプルバターマフィンの三種類を作りました♪(´∀`*)ウフフ

    さて、では今から読んでまいります!
  • ねこさん

    あ、ヴォジャノーイはカルドセプトに出てたんですか!
    夫がやってたけど私はやったことないから知りませんでした。防御側で即死80%……! そんなに強いとはww
    ゲームやってると北欧神話とかマイナー所の知識がやたら身につきますよね~( *´艸`)

    プラハ写真、褒めてくださってありがとうございます♪
    360度日本と違う風景なので、異世界転生した気分になれること請け合いです。プラハ城には昔の鎧とか拷問道具とかも展示されているので、イラストの参考にもばっちり!
    ぜひぜひご旅行の機会にご検討を~(^○^)
  • 圭以さん

    瓦の色が、いかにもヨーロッパって感じですよね!

    おお、魔導士っぽいご想像をありがとうございます✨ そういうイラストとか雰囲気、今も昔も大好きです(*´▽`*)
    現実の自分は眼鏡は運転時だけだし冬はローブじゃなくて着る毛布を纏っていますが……(足裏までカバーするやつ)

    あ、歯磨き時に読んじゃう仲間! ですよね~、暇ですよね。目が空いてると、つい読むもの探しちゃう。カクヨムのヨムヨムタイムをしていることも多いです。
    ただ、夢中になって歯磨き時間が長くなるのが難点なので、「今日は書き進めねばならない」って時は、歯磨きだけ一点集中で終わらせますっ(>_<)
  • 結音さん

    さっそくお読みいただき、ありがとうございました!
    クオリティを褒めていただけて、とっても嬉しいです(≧▽≦)
    伝説捏造系の道をこのまま突き進んでいきたいと思いますww
  • 千弦さん

    ちょちょ、レベルの高いワードで次々と試さないでください! 性交機械……カナビスショップって何!? もー、いらん知識がまた増えてしまったではないですかwwww
    ゲフンゲフン。そうか、エロティックシティはチェーン店……なら仕方ない。かつて塔の多さから百塔の街と呼び習わされたプラハですが、これからはもうシンプルにエロティックシティでいいや😂

    マフィンはホットケーキミックスで作られたんですね、それなら私にもできそう! ああ~、チョコにかぼちゃペーストとシナモン林檎、レーズンにバター……読んでるだけで涎が出るうう!
    具材を並べてくださっただけなのに、なんか匂いが漂ってきそうな気がします🤤
    千弦さんの次なるグルメエロティックシティ作品(ZDVシリーズ)も、楽しみにしておりますー♡
  • 鐘古こよみ様

    こちらにお邪魔します。

    先ほどは当方の限定ノートの公開の件。
    お知らせくださってありがとうございました。
    慣れないもので、焦りました。
    先ほど直してまいりました。
    お恥ずかしい!


    さて、言葉は出来なくてもひとり旅は楽しめるのですね。
    あとは勇気と好奇心ですね。



  • つむぎさん

    わざわざこちらにまで、恐縮です!
    私も最初全体に公開にしちゃったことあります💦
    それからは、まず「限定」のところにチェック入れるようにしました♪

    一人旅は楽しいですが、勇気と好奇心、いまもう一度出せって言われても、難しいものがあります。
    若いうちに行っておいて良かったです!
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