9月12日の近況ノートでお伝えした、DIC川村記念美術館の存続の危機。
あの後、佐倉市が存続を求める約5万6000人分の署名を集め、運営するメーカーに提出したそうです。
休館の報を受けて来館者が急増し、来年1月に休館予定だったのが、3月まで延びたそうです。
このまま良い方向に進むと良いのですが、一時的な来館者の増加では凌げない話。
でも、何もせずに見送るという選択肢を取らなかった佐倉市の対応は、素晴らしいと思います。
生活に直結しない美術館を維持運営する意義。
ちょっとわかりにくいですよね。
学校では毎年熱心に絵を描かせて、県展などに応募するルーチンはできているけれど、肝心の本物の美術を鑑賞する機会というのは与えていない。
それは各家庭の教育方針に委ねられます。親が興味なかったら終わり。いわゆる体験格差というのは、こういうところにあるのだと思う。
せっかく素敵な美術館が近隣にあるのだから、市がお金を出して、鑑賞会のプログラムを組んでも良いのではないだろうか。
なんでも海外の真似をしろというのではないけれど、日本の公立学校のアート教育は、技術をひと通り教えるのが主眼。
欧米のアート教育は技術より、「なぜ描くのか」「どう思うのか」「何が好きか」という主体性に満ちた取り組みが主眼。
技術なんて後からついてくるのです。大事なのは心です。
言葉にできないものをどう表すか、自分自身を見つめる方法を教えることが、ゆくゆくは大きな人間を育てることに繋がるのではないか。
以上、まとまらない中間報告でした。
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この時期になると隣家のブロック塀から「こんにちは」する蔓性植物があるのですが。
君はむかごか? 食べられるむかごなのか?
毎年気になっています。
自分なりに調べてみるけれど、確信が持てない……。
いえね、むかごだったら塩ゆでにでもして、おやつに食べようかと思いまして。
でも、毒性のある奴だったら嫌だしなあ。
2,3個試しにいってみるか? 鉄の胃袋を持つこの私なら大丈夫ではないか?
迷いながら見つめる日々。
ニラと水仙の間違いによる食中毒は毎年のようにニュースで聞くけど、むかご取り違え事件はあまり聞いたことがない。
意外と大丈夫なんじゃない?
別に、むかご大好きとかではないんですが、食べられるのか、食べられないのか、それが気になっています。
自分だったら試しに食べてみるぜ! という野性的な方、いらっしゃいます?
あと、むかごのプロで写真から見分けられる方いらっしゃったら、ぜひ教えてください。
この近況ノート、前半と後半のギャップがひどいですね。
秋だなあ~🍂