緋雪さんからギフトをいただきました。まことにありがとうございます!
緋雪さんといえばホラーの女王だと思っている方も多いと思いますが(私だけ?)実はこーんなにユル面白いお話も書いてらっしゃいます! というのをご紹介♪
『突然異世界転生って流行り病に罹ったら仲間が使えなくて猫に頼った話』
https://kakuyomu.jp/works/16816927861836089076まったくタイトル通りの内容なのですが、読むと絶妙なユルさ、ツッコミ、妙なリアリティにお腹よじれます。
続きもあるよ!
第2弾『また、太郎と異世界転生したかもしれない話』
https://kakuyomu.jp/works/16817330656482362679第3弾『またまた異世界か?ちょっと今回、魔法とか使おうぜ、太郎。って話』
https://kakuyomu.jp/works/16818023212970073752太郎ってのは猫の名前です。こいつが頼れるんだ。
新しい緋雪さんの扉をぜひ開いてみてください(*^^)v
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カクヨム1年生だった昨年は約10年ぶりに本格執筆再開ということで、まず短編の量産を目指してきた私ですが、2年目は長編を書かねばなと思っていました。
いくつか長編のネタを用意していたのですが、たまたま長編化せざるをえなくなった『兎国稗伝』をまずは執筆開始。
最初は「えーっと長編ってなんだっけな」という感じだったものの、お陰様で段々と書き方を思い出してきました。
で、書いていると、やっぱり短編にはない醍醐味ってのがあって、楽しいですね~。
まず、世界をイチから作れます。
そして、字数を気にせずのびのびと大仕掛けができます。
何より、キャラの成長や変化をじっくり描くことができます。
元々群像劇が好きで、物語が進むにつれ築かれてゆく関係性に萌えるタイプなのですが、こういう話を短編で書くのはまず無理です。
中編でも怪しい。どうしても食い足りなさが残る。
私は欲張りなので、人と人との関係を書くとしたら、喜怒哀楽全部込みで病める時も健やかなる時も裏も表も全方向から書きたいのです。
そして、そういうことを書いていると、自然と長編になる。
そうそう、そうだったわ~と、いろいろ思い出しました。
そして、プロットを作れない理由も思い出しました。
キャラとキャラが出会って関係性を築いて考え方を変えて或いは変えないで、一人ではとても太刀打ちできなかった問題に立ち向かってゆく。
キャラ同士が出会わないとどんな会話するかわからないし、どういう関係になるかも、どんな問題が起きるかもわからないのです。
もちろん、大体の予想はあって、おおむねその通りに進むのですが、それでも細かい感情の流れとかは、いくら自分が生み出したキャラクターでも、思い通りにはならない。
今まで書いたものが過去として積み上がって、そのキャラクターの人格や考え方ができていく。
すると、思いもよらないところで「わたしはこうする」と、自由な行動に出たりします。
作者は「あ、そうだったんだ!」と思いながら、ついていく。
この手綱を離す瞬間が好きです。長編にしかない醍醐味だと思う。
あとは、勝手に走り始めるキャラクターを追いかけて、記録係に徹するだけだから、執筆が楽ちん。
兎国も片方は手放しました。あともう少しで全部いけるんだけどな~。
プロットを作らない代わりに、世界観はまあまあ緻密に作ります。
ビオトープを作るイメージ。一回世界を作り上げてそこに生体を入れれば、手を加えずとも勝手に生活を始めるので、楽です。
現実の人生も、プロットがなくたって、いろんなドラマが生まれて面白い。
いわんや小説をや。
この確信で書き進める長編はとても楽しいですね。
勝手にやってくれ!
そして私を楽しませてくれ!
しかし、長い旅路なので、一緒に付き合ってくださる方がいらっしゃると、本当に心強いです。ありがとうございます(*^^*)
(もちろん、後からまとめ読みしてくださるのも、嬉しいですよ!)
他にも集中して書きたいものがあるので、どうにか秋までには終わらせたいなあ~と思っています。頑張ります♪