殉教＠公共の不利益

「おとこ日傘」「地球儀一周」などで、各地への旅に出ていた詠み手が、地元に帰還。夏の終わり、そこでの日常を綴った連作短歌。 ご近所づきあい、町内会の掃除、家族とののんびりした過ごし…続きを読む

サンフラワーと聞くと、元気なイメージですが。 ここの歌には、どこかセンチメンタルさが宿っています。 向日葵も、状況によっては様々な「顔」を見せる・・・そんな七変化系の連作短歌集で…続きを読む

フランスの街と、元植民地アルジェリアの旧市街（石畳の街）が舞台です。 踊り子（娼婦さんも兼ねている）の視点から。 街の風景と、一夜限りの慕情、それだけでは割り切れぬ想いを詠んでい…続きを読む

作者の街巡りシリーズ。今回は植物を中心とした連作です。 植物の一本一本は小さく、街に彩りを添えますが・・・句の途中でスケールアップし、より大きなイメージへと収斂していきます。大合…続きを読む

（他作品とのクロスオーバーがありますが、元ネタ知らなくても大丈夫そうです） 　この内容は・・「３０００円くらいで買える、薄いパッケージの美少女ゲー」にも思えますが。産じょく期の生…続きを読む

　ある町の朝〜夕方にかけての景色。今度は、動物・植物の存在感が溢れる連作です。 　水・風などの透明感を思わせる素材の活用は、もちろんのこと。似たような言葉を重ねて、情景を強化して…続きを読む

自分は短歌の知識とかない、捻くれ者で。こうしたノスタルジーな文章を見るたびに「舗装されていない砂埃の道、沢山の虫。思い出を美化しすぎては駄目だ」と、ツッコミを入れたくなりますが。 …続きを読む

　夏の日の空模様、気温、それに絡んだ「人々の心情」をテーマにした連作集です。 　主に「悲しみ」「炎天下（酷暑）」をテーマにした歌が、それぞれ複数あります。 　自分は短歌の知識とか…続きを読む

（個人の見解です） 中村流「３大浮気短編」の第三弾。 シリアス度が高く、パロディに走る気にもならない。 主人公は、悲惨な事態に面してもグッと飲み込み、折り合いをつけようとするが・…続きを読む

どこかありふれているようで、二人にはかけがえのない、甘い日々の記録。 失恋後にぽっかり空いた穴を埋め、それ以上のハピネスを詰め込んでくれた後輩ちゃん。あと、サブキャラのお母ちゃん…続きを読む

　ある作家の言葉「恋愛は条件闘争ではない。条件を飛び越えた狂気である」を、思い起こしました。 　本編・追加編ともに「収入・顔の良さ・性格」などの、条件闘争でばかり男を選んだ挙げ句…続きを読む