中学生の女の子に、「おばちゃんの書いている小説に、挿絵を描いてくれる?」って頼んだのだけど。(この子は、中学校の美術部の部長さんです)
正直言って、「めんどくさい!」とか「受験勉強で忙しい」とか言って、あっさりと断られると思っていた。
「うん、いいよ」って、すぐに返事をもらった時は、こちらが拍子抜けしたくらいだ。「でも、親の了解がもらえるかな?」と心配したら、こちらもあっさりとOKだった。勉強以外の可能性を探るということでは、自分の子育ての時とは時代が違っているのかな……。
それで送ってもらった絵をニヤニヤと嬉しく眺めていたら、あることを思い出した。私にはもう1人、中学生の女の子で絵を描く仲のよい子がいる!
でも、こちらは幼稚園の時から絵画教室に通っている、硬派も硬派、超硬派だ。「アニメっぽいキャラクターの絵を描いて」なんて、とても頼めそうにない雰囲気だ。
それでもダメもとで、「おばちゃんの中華ファンタジー小説の挿絵を描いて欲しいのだけど」と、恐る恐るお願いしたら、やっぱり「漫画っぽいキャラクターは描いたことがない」との返事。
しかししかし、「黒輝とかいう馬なら描けるよ。龍だって描ける」だって!
うわ~~、驚いた!
意外な方向性で、思いのほか、創作仲間は近くにいたんだなあ。
そして、またまた思い出した。
私には、文章と絵の創作に関して、<最強兵器>といえるすごい知り合いがもう1人いたのだ! どうして今まで、思いつかなかったのだろう?
……ということで、このことについては次に書く予定です。
写真は、「馬なら描けるよ。龍だって描ける」と言った子の、絵画コンクールで入賞した絵。