自作小説の『白い髪の少女・白麗』、最終話の予定であった第4章を長々と31話も書き込んでも、ストーリーの最後となりません。自分に自分で「なぜだ?」と問うても、答は出ず…。
読んでくださっている方もいい加減に嫌になっておられると思うのですが、書いている本人もいい加減に嫌になっております。マラソンでゴールのテープは見えているのに、そして自分も足を動かして走っているのに、ちっとも前に進んでいない…、そんな感じです。
それで、『紅天楼、真夏の空に炎上する』が8話となり、これ以上時系列で出来事を羅列しても面白くないと思い、白麗が助かったところで、第4章を閉じることにしました。なんとなんと、書き始めた1年前には考えもしなかった第5章に突入です。
第5章は、すべてが解決したある日の荘興のシーンから書いてみようと思います。
私は、小説を書くにおいて、過去・現在・未来を行きつ戻りつする形が好きなのですが、はたしてそれは『カクヨム』というWeb小説の体裁に合っているかどうかと思うところがあります。
紙媒体の本だと、「あれ? どうなっていた?」と思えば、すぐに前のページを捲って探せるのですが、Web小説で前のページに遡るのは簡単ではないですね。
しかし、時系列で、…だった。…だった。と書いていくのは、読むほうも単調だと思いますが、書くほうも面白くないです。逆にいえば、時系列の羅列で読者を飽きさせず、書いている自分もワクワクするという文章力と体裁は、これは作者の腕の見せどころかも知れません。この話題はまたいつの日にか、考えてみたいと思います。
…ということで、ぐだぐだと前書きが長くなってしまいましたが、第5章では、現在の中に過去の出来事をフラッシュバックふうに挟んでみようかなと思っています。はたしていまの自分にそういう方法で上手く書けるか、そしてそれは『カクヨム』で読みやすいのか。
自分による自分のための実験です。