井村もづ

この作家を長年追いかけてきた身として、まず、間違いなくはじめて読むお話で、書くものの振れ幅の大きさに驚いた。噛みしめる、のは、夢の感触だ。ぷるんとしていてどこかしたたるような感情。…続きを読む

動物たちとの掛け合わせのミックス、その中に放られたうつくしい女の子。世界が変わったときに、少年はなにを選ぶのか。 変わらない、ものの中で確かに変わっていくものの、変化を見ることが好…続きを読む

おだやかさの中にひやりとした冷たさを感じるお話です。そのうつくしさはひどく格別で、気がついたら病みつきになっているのでした。

旅立ち、がすごく好きです。 読み終えて、天を仰ぎました。最高の旅立ちがここにある！ 偶然見つけた物語です。最高の旅立ちの話でした。 これからも彼らは歩み続けるでしょう。ありがとう、…続きを読む

ああ社会人にはありがちな……ああ……とタイトルを見た瞬間に思ったのだが、どうしても自分の中にできたその後ろめたさと顔を合わせたくなり、ページを開いた。するとどうだろう。後ろめたさと…続きを読む

非常に面白かったです。 少年(という年齢ではないですが)の、大人になるまでの旅立ちを見守らせていただきました。さまざまなものを見ながらも諦めず、最後まで突っ走った袴田、彼を支え続け…続きを読む