あるいは、カフェにぼんやりと座りながら、正面で誰か親しい日々のことを話してくれているのを、心地よく聞いているような。
話してくれるのは日常のことで、そこには日記をそっと覗くような背徳的などきどきはなくとも、親しい誰かの久しい日々を聞くような、絵葉書や手紙を受け取ってほっと一息つくような、なにか心地いい空気があるように思います。
北海道、という文字では見知った、見慣れた土地のことを、日常、という毎日過ごしていく中での視点と言葉で、そっと触れさせてくれる。
そこには人の息吹と体温があって、だからこそ心地よく、ふっと立ち止まって息をするように、読んでいるのだけれど、なにかこちらへ向かって話してくれているような、言葉を届けて貰っているような気がしてしまいます。
ちらちら現れるみゃーこさんにきゅんとしつつ。新しい便りが手元へ届いてくれるのを、とても楽しみにしております。