何気ない日常の幸せ。

 主人公の隣で一緒に暮らしているかのような、不思議な感覚の作品です。何気ない日常が、淡々と描かれているのに、そこにはまるで「幸せの形」があるかのように、温かい気持ちになります。
 1話1話の文章量は多くないので、すぐに読めてしまいます。ただし、セリフは多くなく、ここでは敬遠されがちな黒い文章です。それでもサクサク読めてしまう作者様の筆力に感嘆の息が出てしまいます。
 小生も北海道で暮らしてみたいと思った一作です。
 是非、御一読下さい。

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