反省というか言い訳というか。もうなんというかとしか言いようがない。とりあえず、愚痴だ。三悪だ。ストレスの発散である。
応募開始当初はやる気に満ちていて、エントリーした既存の長編を完結ないし最新話投稿するつもりでいたのである。やる気はあったし、頑張ればやれるという自信もあった。
ただ、季節がいけなかった。こんな時期に開催する側が悪いと思う。暴論である自覚はある。
ひたすら眠くて、土日とか丸一日寝てる時とかもあって。応募開始前からネタ作りしていたくせに、眠気とだるさに負けて、このありさま。自分のことを人間の屑、社会の底辺だと意識する日々。せめてひと様に迷惑をかけていないだけマシであるが、最悪な気分が続いていた。
創作フェスが終わった頃からがっくりとやる気が低下して(たぶん燃え尽きて)、それでも10万字に達していないシィラくらいはなんとかしようと考えていた。
話の大筋は決まってるから、とにかく書けばなんとかなるのでは、という気もしたのだが、ずっと何かが……肝心かなめの「錬精術」の設定が引っかかっていて、進まず。
元はといえば「賢いヒロインコンテスト」用に考えていたもので、なんでも揃ってる工房(自宅)であればなんでも出来るヒロインがダンジョンに放り込まれて、「ありもの」だけでなんとかする……「錬精術」でアイテムをつくって窮地を脱する。という話。ダンジョンに落ちてる冒険者の遺品とかモンスターの部品を使って問題解決アイテムをつくる、とか、そういう系の話。
加えて、「真の賢さとは?」という……自分が嫌いな相手とも、生きてるために手を組んだり、相手の立場になって考えることでどうたらこうたら……と、コンテスト当時から、「このコンセプトなら中間は超えられる、読者選考関係ないし」と自信はあった。仮に実現できていて中間も超えられなかったら、もう自分の作家性とかそういうものと世間の流行が合ってないのだと諦めるしかないというくらい。しかしコンセプトを具体化できる実力がなく、今回もそれを痛感したのであった。
いわゆる「錬金術」でアイテムを合成してなんかつくる……みたいな、そういうゲーム的なものにはしたくなかったので、リアリティのある、ファンタジーな技術体系をつくりたかったのである。
自分に科学の知識があれば、そういう系の……なんかこう、この鉱石に含まれている元素を抽出すればあれの代用ができるからこのアイテムがつくれて……みたいな、そういう頭良さそうなものが出来たのだが。
……いちおう勉強しようとしたが、中学の科学くらいからやり直さないと無理そうだったので断念。
なので、もう完全にファンタジーな、独自の何かをつくろうと……ちょっと頑張ったのだけど、創作フェスの後である。いろいろ工夫を凝らしてみた短編も、結局いつもと変わらない結果ばかりで。評価とかが入るのもカクコン関連のキャンペーンがあってこそだろうと。これがもしコンテストとか関係ない時に投稿してたらもっと無反応だったろうな、と考えて。
そのくせ、エントリーもしてない、書いた自分すら存在を忘れていたものが今になってフォローとか評価されて。嫌味みたいに「ランキングに入りました」通知がきたり。この通知の嫌なところは、たとえば「週間100位になりました」が、翌日には「94→99位になりました」みたいに、上がってる通知なのに実のところ毎日落ちて行ってるっていうのを見せられるっていう。
……どれもこれもその当時の何かしらのコンテストに応募していたもので、その時に評価とかしてくれればいいものを……と思わなくもない。選考期間中にフォローはするのに読まず、選考終わってから評価とか入れる人っていったい? とか。まあいつ読むかは人の自由。しかし、なんで今になって? とかなんとか。だって一度埋もれた短編なんてもう一生読まれないのに、どこからどうやって見つけてきたんだよう、ていう感じ。
でも長編なら、せめて完結すれば読まれるようになるかも、というわずかばかりの希望もあったりしたのだが、そういうので保てるモチベーションでもなくなって。
……はあ。
なんの成果もあげてないのに、とっても疲れたなぁ、という感想。
いちおう、まだ読者選考期間がある。既に10万字に達してるものはエントリーできてるので、横暴受付締め切りが過ぎても問題はない。んで、結局何もしてないので、受付期間後の投稿や更新でエントリー外されるとしても特に困らないので(本末転倒な気もするが)、まあもう少し頑張って更新できるようにしたい、と考えてはいる。
いちおう、ね? この二か月余り、何もしてなかった訳じゃないのだ。ずっと、ずうっと美少女戦士3の設定づくりをしてはいたのだ。
ただ……こっちはシィラとちがってゼロから新しい何かをつくるものではなく、既存のモチーフに独自解釈を加えて設定化するという作業なので、まだマシな方だと思っていたのだ。あっちは異世界ファンタジーで、「世界をつくる」という大作業があるが、こっちは現代ベースのファンタジーだから作業量もそこまでじゃない、と……思っていたんだけども。
なんかもう、作業量だけ見たら異世界ファンタジーと変わらない気がしてきた。世界こそつくってないものの、その作品の世界観はつくってる訳で。何がどうなるからこうなる、というシステムをつくっているようなもので。
ちょっと日本の千年分の歴史とか調べたりもした。なんとなく「魔法少女の歴史の始まりは千年前!」とあたりをつけて、千年前、平安時代について調べてみたら、求めていたどんぴしゃな歴史に行き着きまして。こうなったらやるしかねえよなぁ、と。50年くらいは誤差の範囲として……富士山噴火してたり、大飢饉があったり、「末法の世」とか言われていたり。ニンスレの「マッポー」っていうのはこのことかってね。
そうやっていろいろと調べものをしていたのだが、ある問題について調べると、その箱の中から10個くらい新しい箱が出てきて、その小箱にもまた別の箱が……といった多次元マトリョーシカみたいな情報量で。これとこれ見た目は違う箱だけど、中身まったく同じやつだ、どうなってんだこのやろう……と。おかげでぶっきょうについてくわしく……げふんげふん。
ともあれ、設定づくりは日進月歩でちょっとずつ出来てはいる。今なら「ムシってどういう生態してるの?」から「赤ちゃんはどうやってできるの?」まで答えられる。
ちゃんと仕上げて、ストーリーはおいおい詰めていくとしても、土台さえ出来れば毎日書いていけるものになるだろうとは思う。そういう、「毎日書ける」ものを一つ用意できれば、毎日書く習慣がつくれますのでね。
それにしても、元はといえば「イケメンの活躍を募集するコンテストに『美少女戦士』ってタイトルの投稿するの面白くない?」という悪ふざけスタートだったのに、話がでかくなったものである。こんなタイトルで、エロ目的みたいな人しかチェックしないかもだけど、ガチめの現代ファンタジーバトルものを志しているところ。異能バトルに近いかも。少年漫画みたいなイメージでやってくつもりある。
さて。
シィラのエントリーを切ったので、わんちゃん直近ある異世界系のコンテストに向けて調整するかもしれない。まあ錬精術の問題が解決できない限りはどうにもならないのだが。
どうしたらいいのだろうね。もうあきらめてファンタジー全振りするか。そういう「なんでも合成」系の錬金術を否定する気はないが、ゲームならまだしも小説ではやりたくないなぁ、ていう。それってもう、それこそなんでもあり、ご都合主義じゃん、みたいな。ゲーム的世界観ならまだしも、いちおうファンタジー世界でのリアルなので。なんでも合成できたら危機も何も茶番だよ。
しかし、リアル……錬金術って科学に繋がるもので、自分のやりたいことを具体化しようとすると、原子とか鉱石とか、「地球の自然」全般。そんな感じでなんかもういろいろ学ぶべきことが多く。「ファンタジー世界の独自原子、科学法則をつくろう」という地獄みたいな道も、正直何を参考にしていけばいいのか、リアル世界が広すぎてもう……という感じ。ややSFの領域に足を突っ込むことになるし、下手なエセ科学をでっちあげたら藪蛇になりかねないし。なんかSFファンってそういう、恐いイメージある。歴史とか科学の専門知識持ってる人とかも。ついったーとかでたまに見かける。
でもどうしてもやりたい、カッコいい描写の案があるので諦めきれないところもあり。
あと、上述のあれこれとは別件のものをいろいろブレストしてるのだが、こっちもシィラみたく、何から手を付ければいいのかっていう具合。
具体的には言えないが、たとえば「異世界でスポーツものをしよう、異世界独自のスポーツをつくろう」と思って、既存のスポーツ全般の歴史をそれぞれ調べていってるような感じ。一点に絞るべきなんだろうけども、何か新しいものをつくるからには、そのヒントを得るために既存のものを探るしかなくない? 天才的なひらめきがあれば別だけど……。具体的に「何がしたいか」が決まってれば、そのスポーツ、たとえば球技だけ、とか、フィギュアみたいな芸術点を競うものとかに絞れるのだろうけども。個人競技か団体か、だけでも大きく絞れるんだが。その「何がしたいか」もまだ曖昧な段階で。一話完結か、大長編かっていうところからして。
まあそんな感じで、毎日何かを調べては頭を悩ませている次第。四苦八苦してる。生老病死の四苦に、愛別離苦・怨憎会苦・求不得苦・五蘊盛苦の四つを加えて八苦で「四苦八苦」というらしいですよ。解せないよね。十二個ありそうじゃん。
いっぺん死んでみたら、臨死体験とかしてみたら、何かブレイクスルーが訪れるだろうか。ほら、馬鹿は死なないと治らないっていうし。死んでも治らないんだっけ? ずるずる生きながら、来年こそは……というか今年の末のカクコン10こそは、と思うものの、正直未来に期待は出来ない。何があるかわからないそんな世の中なので。つらいね。とりあえずカクコンの時期が過ぎ去れば元気になる気がする。