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九月総括、十月展望


 9月。
 体調不良だとか挫折だとか、あまり良い記憶のない月になった。まさしく苦月。つい先日も、胃もたれなのか食中毒なのか、食欲不振と嘔吐感に苦しんでいた。そしてpixivの百合文芸、ずっと考えていたネタがついぞ完成を見ることなく。

 他にもまあ熱出したり落選したり落ちたコンテの結果突き出されたり……。今も、目がつらいから眠ろうとベッドに入ったのに、寝付けずこうして月をまたぐことになったりと。いろいろうまくいかない。

 良いことがあったとすれば、気になってた漫画の無料公開(しかもほぼ全話といってもいい)とかがあったりしたことか。その点、今月(か先月)はけっこう漫画を読んでいた。もちろん気になる続きは購入した(する)。ただ、最近改めて思うに、「期間限定か、じゃあ読まなきゃ」って感じにならないと、なかなか本を手に取らない傾向がある。買ったはいいけど、いつ読むことか。


 近況はこれくらいにして。最近の気になるPV傾向、からの反省点抽出。
 確証がないし別にそこまで気にならないのだけど、「魔法のiらんど」との合併の影響か、その移民的な人たちが現場視察に来たのか、それまで動きのなかった投稿作のPVに動きがあった。直近の投稿作の動きしか把握してないから、他は分からないのだけど。どちらかといえば女性向けな印象のあるサイトからの流れだとすれば、どちらかといえば女性向けの作品に動きがあるのもうなずける気がしないでもない。

 で、その直近の作品、「星夜見は口にする」のPVの動きについて。
 投稿直後時点では2。たったの2。あれだけ頑張ったのに。というのはさておき。プロローグに2。
 で、それがある日突然7になった。……こうして書いていてあれなんだけど、こんな微々たる数字の変動にいちいち反応することのむなしさったらない。でも書いておかないと。

 更新した訳でもないのに、一人の人が全話読んだわけでもないのに、ある日突然これだけ動くっていうのは珍しいこと。もしかすると他の人のところでもそういう動きがあったりするのかも。そういう訳で上述のような理由を考えてみたりしたのだが、それもさておき。

 はっきりとは覚えていないが……。
 まず、プロローグが1増えて、そのあと第1話も1増えた、のかな。まあ肝心なのはそこじゃない。少なくとも一人、プロローグからの1話目に進んだ人がいる、という点。
 そして現在、プロローグ3、1話目4という数字。これだけ見ると「3人が読んだ」という風にもとれるが、先述の通り、既に2PVは入っていた訳で。わざわざ一ヵ月近くもあけて続きを読む人がいるとは思えないし、これらはそれぞれ違う人によるもの、だと考えるのが妥当だろう。

 以上の点が、この数日、頭から離れない。
 PVのケタの次元が違う天上人から見れば、こんな細かい変動をいちいち覚えてる自分にドン引きするのだろうけど、そもそもの読者数が足りない現状、こういうデータから分析していくしかない訳で。

 プロローグで詰むって、致命的な問題。
 まあ百歩譲って「プロローグは雰囲気、本番は1話から」だとしても、その1話に4PVもあって、続きが読まれてないっていうのも、ダメ押しに致命的。

 何がいけなかったのか?
 少なからず(本当に少数)PVがあるということは、キャッチコピーやあらすじによる誘い込みに成功してるってこと。そこに「期待」を感じたということ。
 じゃあつまり、「期待したものと違っていた」から切られたのか。

 ……そも、どういう読者層が何を期待しているのか、それが分からない。これも致命的な問題。その「期待」の方向性を唯一誘導できるものがあらすじ等なのに、そのうえで「期待に応えられていない」という問題。

 まあ、パッと思い浮かぶ反省点はある。清書してない、とにかく流れで急いで書いたから、全体的に怪しいという点。特にプロローグがぼやっとしている。でも仮にも選考中なので今はいじれない。

 プロローグも一章も、キャッチコピーやあらすじにあるようなシチュエーションがあまり示されていない、というのも今思えば問題だ。この点、初期プロットの方が理想的だったのかもしれない。自分の「良い」と思った思い付きが否定されてるようで凹むポイントだが。
 プロローグは特に、主要人物二人がまともに本心を打ち明けている、唯一かもしれない「素」のシーンだから、これが受け入れられないとなると、話の核心がもうダメになる。完全な出オチというか、まあ致命的。


 じゃあ、どうするのが正解だったのか。
 コンテストの内容的にもっと「カッコいいヒーロー」に愛される、キャッチコピーで示している通りの「男装ヒロイン」を演出しておくべきだったのか。
 ……愛されるってなんだよ?

 ……いちおう、こちらとしては、あらすじ等で先に「おいしい部分」を示しているから、一章くらいはその前ぶり、前座として使ってもいいのでは、というつもりでいたのだけど。最近の人たちはとにもかくにも美味いものをご所望なのか。それともそれとは別の理由で切られたのか、推測するしかない。仮説の上の仮設、ぐらついた足場。
 でもやはり、あらすじなどで示されたものがちゃんとあるのか、いわゆる広告詐欺じゃないことを早い段階で示す必要がある、のか。

 プロローグの方に関しては……「初めて書く」ところだったから、どういうキャラか、どういう世界かを掴むためにだいぶぼやっとしていた自覚はちゃんとある。書いたものをまずはそのまま世に出したい気持ちも多分にあり。
 この点、どうにかしないといけないポイントかもしれない。プロローグ書く前に手慣らしで何か別の場面を書くようにすべきかも。それが結局は発想を膨らませるきっかけにもなって、作業効率的にも良いのかもしれない。今回もプロローグ書いたのがきっかけでヒロインの設定が色々固まった感ある。話全体の方向性も。


 ……究極的には、あらすじとか読者層とかどうあれ、一度引き込んだ人をそのまま引き込ませるような、そういう面白さを魅せられればいい、という話なんだけども。
 どうすればいいのん、ていう話で。


 ともあれ。
 10月に締切があるコンテストは二つ。正直だいぶハードでハードル高い「完結必須」系のしっかりした企画。まあ「読者選考で上位の作品を~」みたいなことが明言されてないだけまだ救いはある。でもカクヨムは救いがないのがむしろスタンダード。きっと編集部が選出した~というのも、読者選考の影響大マックス。

 まあ「究極的な話」がここで効くので、そんなことは何を言っても始まらないのだ。

 で、まず締切の近い方、「BL」。こちらは「ロミオとジュリエット的なシチュのBL」でいけないか、と考えていたが、この眠れない夜に、「溺愛企画のサブ」をBL化できないかという案が浮かんだ。ヒロインが女子である必要はないタイプのアイディア。

 もう一つ、「中華・和風」。こちらはタイトルだけ先に出来ていたものが具体的なビジュアルを帯びてきたので、このまま前進。わんちゃん、「星夜見」と同じ世界観を流用できないか、あわよくば同じ異世界の異なる地域というかたちで世界観の発展に寄与できないか、と画策中。

 いずれに関しても、今回は自分に強く課したい課題がある。
 星夜見もそうだが、考えているうちに風呂敷が広がりすぎた。10万字弱では収まらないだろうスケール感になりがち問題。実際「これでだいたい2万字くらいの一章ぶん」と想定してはじめたものが10万字超えてる判例がある。まったくもってギルティ。

 なので、どうにかこうにか「使い切り」でいきたい。世界観をリンクさせられるなら、膨らみすぎた部分も他に持ち越せる。いちばん理想的な着地点。

 しかし使い切りの問題は、どうしてもバッドエンドに寄りがちになる点……。あくまで懸念で、実例はないのだが。でも「ここでこいつの物語は終わらせる」ってつもりでいくと、BL企画に関する企みもあってどうしても「死を合わせると書いて幸せ」とかいっちゃいそう。

 まあなんにしても、今回挙げた反省点、「期待の誘導とその応答」のため、もっと心を殺して理性的にやるべきだ。その点、BLならもう少し冷めた距離感で描けるかもしれないからうまくいきそう。そうでもしないと書き切れないだろう懸念もある。モチベ的なあれで。だってこのコンテスト、エロが求められてる気配があるもの。


 果たして、今月こそは有言実行、合わせて約20万字の2作品を投稿できるのか? そしてそれは完結できるのか? それとカクコンに支障はないのか?

 来月の自分に期待しよう。



 ……そういえば、最近の出来事。
 NHKでゲーム系の番組の再放送を連日してやってるな、何か新作あるのかな、と期待していたのだが特に何もなく。じゃあなんで意味ありげに連日再放送してたん?という疑問があったのだが、週末、「TGS」があったようで(ツイッターことXで知った)。
 あぁ、つまりこれのためか!と閃いた。同じ時間帯にそのレポート番組みたいなのの放送予定もあるようだし、たぶん合ってる。
 こういう日常の些細な疑問が解決を見ると、ちょっと嬉しくなる。それだけ。



 ちなみに、投稿予定の2作は

・少年奴隷と化け物の話

・少女奴隷と化け物の話

 の2本です!


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