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未来に向けた壮大な計画

 カレンダー見たら「二百二十日」とあったので、たぶん今年に入ってもうそれだけ経ったってことなんだろう。
 そろそろカクヨムコンの準備とかしてた方がいいのかなー、と思いつつ、他にもやるべきことが多々あって、それらをやってるあいだに募集開始してるんだろうな、といういつものパターンを予想しつつ――なんとか対策を立てようとも頭の隅で考えつつの……。

 今回はそういう話ではなく。

 なんか壮大、ビッグなことがしたいなー、と最近……いやまあ昔から常々思っていたりして。

 抽象楽観理想論者みたいなことを書いているが、要するに――有名どころなタイトルを出すと、「マーベル」みたいなことがしたい。

「アイアンマン」とか「ハルク」とか個別で成立してる作品があり、「アベンジャーズ」というかたちでそれらをまとめて、その後もいろいろと展開している……、なんかそういう感じのやつ。

 一タイトルで完結せず、複数のタイトルにまたがる壮大なストーリーラインの計画――を、したいなぁ、という気持ちの日記。

 マルチバースという素敵な言葉でいろんなパターンの展開も可能になったりと、一本そういう世界観、ストーリーをつくることが出来れば、けっこうなリターンがあると思われ……。

 そういうタイプのほかにも、ある異世界の「歴史」みたいなものをつくって、その世界での重要な出来事のフォーカスした作品を個別に出していく、みたいなのも。
 上述の「マーベル」タイプだと割と作品間の時間差がない方だけど、こちらは百年とか千年単位で別の時代を扱う感じ。
 まったく異なる世界に見えるが、どこか繋がりも感じさせたり。「過去」に当たるエピソードの登場人物が伝説になってたり、その名前のついた地域とかアイテムがあったり。ドラゴンとか長寿の生物であれば時代が異なっても存在してるだろうし、「ゼルダの伝説」みたいに主人公を同一人物にするのもアリ。

 ……こういうタイプの作品づくりというかスタイルのことをなんというのだろう? 分かりやすく表現できる言葉が欲しいところ。探せば出てきそうではあるが、ともあれ。

 似たような感じで「スターシステム」……ある作品のキャラが別の作品にも登場する、みたいなものとか、「シェアワールド」みたいな共通の世界観を複数の作家で共有するみたいなのも……興味のある分野ではある。シェアワールドはカクヨムの自主企画でも時折見かけるが、参加する勇気はない……。

 シェアワールドやるなら、自分で一から設定つくって提示したい願望アリ。
 というか、なんならTRPGを自作したいところ。

 TRPGといえばクゥトルフみたいな共通の神話を下地にしたストーリー展開とかもやりたいことの一つ。これもまた上述のものとは異なるタイプの創作系だなと思う。
 ストーリーそのものではなく、その下地になる「神話」……設定群だけつくって、それを異なる作品で共有する。あくまで「神話」なので細かい設定が共通してる必要はないというか、割と自由に表現できるタイプ、というイメージ。シェアワールドとはまた少しイメージが違う印象。


 ……ともあれ、いろいろと「やりたい!」という考えはあるのだが、具体的なイメージまでは固まっておらず。
 異世界ものをつくる際は世界観にはこだわってる方だし、前のノートで一つの世界の歴史などを載せてみたりしたのだが――そういうのはそもそもの考えから「個別」の作品を意識したもので、上述のような構造にすることを想定していないから、「なんか違う」という感覚。
 やろうと思えば、まあ、その歴史、タイムラインの空白を埋めるような作品づくりとか出来そうではあるのだけど……。やるからには最初から「そういう構想」でやりたい、という個人的なわがまま。

 ……いちおう、「×剣伝説」と「美少女戦士3」は似通ってる部分あるし、前者が過去、後者が現在、現代のもの、という位置づけに出来そうな気もしないでもない。

 直近の打算的な考えとしては……「賢いヒロイン」「嫁入りからのセカンドライフ」「世界を変える運命の恋」……などなど、そういう異世界系が求められる中編コンテストが多々あるから、それら専用の世界観をでっち上げるのもアリなのでは、と。
 思い付きの自由度は減るものの、コンテストごとに一から世界をつくるよりは明らかに効率的。最初から道具一式あって、出された課題に応じて手持ちのカードを組み合わせて創作すればいいわけで。

 しかし一方で……自分の書きたい異世界ものというのは「世界の秘密が明らかになる」系のやつで。そのためには各作品ごとに個別の世界観がある方が相応しいわけで。

 ……でもまあ、中編単位で「世界観がひっくり返る」ようなものを描き切るのは難しいわけで。だったらとりあえず共通世界を用意していた方が効率的なわけで。

 しかし言うは易しというやつで、共通世界といっても横の広がり……世界地図と情勢とかの現在軸、縦の広がりである歴史の史実と真実、文明文化の変遷とか、それなりの労力がかかる訳だから、それなら即席小単位の異世界設計をしていた方が楽な気もしないでもないというかで。

 ……等々、いろいろ考えがぐるぐるしているので、いちおう出力しておく。という日記。

 湯水のようにアイディアが溢れないものだろうか、と常々思う。あと、やる気スイッチを自分でオンオフ出来るようになりたい。面白いことがないとずっとやる気が起こらない……。


 現在ストックしている異世界のアイディアが一つあるのだが――ファンタジーなんだし、別に地球とか現実の宇宙観とか無視して一からつくってもよくね? という案から生まれた特殊な宇宙像。しかし残念ながら上述のような利便性に乏しい。

 ちなみに、現実の宇宙観といえば「地球型惑星を舞台にした自然環境」とか、朝と夜があり、空には天体がある、といったもの。一般的な異世界ものは大概そう。たまに月とか太陽が複数あるものもあるが……。
 しかし世の神話には「世界樹」とか、世界はお盆のかたちをしていて、ゾウの上に載ってる、みたいな感じのものもある訳で。
 せっかくのファンタジーなんだから、「そういうところ」から特殊な世界構造にしてもよくね、という考えがあったりする訳です。
 しかしそれってかなりSFに踏み込むので、物理法則の設定には注意しないとコワい読者に攻撃されそうでもある。まあ、魔法で全てを解決するのもファンタジーの特権ではあるのだが。

 ……けれどもそういう特殊な世界観をするからには、相応の理由が必要になる訳で。
 たとえば重力が存在しない世界だとしたら、その環境を活かしたバトルとかストーリーがあるべきで、そんな世界観でただのラブコメとかしてたら普通に怒られると思うのだ。
 重力が存在しない理由が世界の秘密・根幹にかかわってるとか、そういうストーリー展開であるべきで、それって共通世界にするよりは「一点もの」である方が相応な訳で……。


 悩みは尽きない。「これしたい」ってふわふわしたイメージこそあっても具体的なものがないから困りものなのだ。

 力が欲しい。発想力。
 アイディアは欲しいけど、人からもらいたい訳ではない。

 ……それにしても、数年前に比べてだいぶ異世界好きになったな、自分。


 >テーマ、描きたい題材っていうのがはっきりしていれば「ふわふわ」が地に足のついたものになるんだろうけども……正直テーマとかどうでもいい――といったら語弊あるし怒られそうだけど、「こういうものを描くために物語を作る」というより、「面白い物語がつくりたい」だけなのでこちら。テーマ性が強いとかそういう系の作品は苦手なところ。
 でも最近はテーマというものがあれば、書くべきことの指針が見えてくるので「創作に有用」だとは思っており……。ちょっと「描きたいテーマ」を書き出してみるのもありか? と思った、という追記。テーマというと高尚な感でるものの、たとえば「ツンデレ女子とツンデレ男子の絡みを描く」というのもテーマである。ツンデレ同士だけど実は両想い、とシチュエーションをいろいろ考えていくことでストーリーが生まれるものなのだった。ついでにいえば「この二人が義理のきょうだいになったら?」とか「だったら?」要素を入れるとオリジナリティが生まれていく……。と、創作本に書いてあったし実際有効。いわれるまでもなくやっていたが、いわれるとより効率的に浮かぶ。

 そういうものをリスト化してみようかな……と、これを書いていて思った。そういう意味でもこういうアウトプットには意味があるので今後も近況ノートを上げることには目をつぶっていてもらいたい。
 さすがにリストはアイディアの根幹になりうるので近況ノートとかには上げないけどね!


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