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関係ないけど百合文芸、それとKAC少々。

 カクヨムには関係ないのだが、他に書くところもないのでpixivの百合文芸に応募したもののまとめ。それとKAC。

 百合文芸コンテスト、説明するまでもなく「百合」を扱ったコンテスト。
 5000~20000字のものが自動で短編になり、それ以上の文字数のものが中・長編扱い。200~400字内であらすじを書く、中・長編のものは内容全体のあらすじを書く必要がある――――と。

 9つぐらい小ネタがあったのだが、どれもプロローグになったりシチュエーション案としては面白いがそれ単体で話をつくるのは難しく、いろいろ混ぜてくっつけて……結果的に3つに絞られたという経緯が。
 他に3つ、短編に出来そうなのがあったのだが……上述の「5000字以上」っていうのがなぜか意識から抜けてて、結果的にボツに。共通項があるので無理やりくっつけることも出来たのだが……。

 ともあれ、3つ。うちふたつはカクヨムに投稿してたものの改稿なので特に苦労もしないだろうと思ったのだが――なんだかんだ時間がかかり、そのふたつも一から書き直したので……2月末までにはぜんぶ終わらせるつもりだったのだが、結果的に現在までかかった。(最後の一つを投稿したばかり。
 しかも、2月末に変なアイディアが浮かんで、それを仕上げるのに時間を食われたため、正直3月初日はかなりメンタル怪しかった。3月中毎日投稿、早くも挫折するところだった(なお2日目の投稿はまだしていない。

 で。

・「ねえ、どっち?」
 こえけんか何かに応募した「一夜の魔法」の改稿。話の芯は同じだが、パッと見、別物。
 元ネタというか、泉鏡花の「外科室」という短編をぼんやりオマージュ。改稿前は結果的にそんな感じになったのだったが、今回は意識して、「催眠術にかかると秘密を漏らしてしまうかも」などの要素を。こういうのってグレーゾーンかもな、と不安もある。

・「この中に一人、男がいる(はずっ)」
 問題のやつ。皿洗いしてる時に浮かんだ。
 男性がゾンビ化して絶滅して、少女だけになった都市で発生する「妊娠」事件……。こんなセンシティブなテーマを扱うのは初めての試み。
 こういうダイナミック世界観だからこそ出来ること、という可能性に触れた。男性が絶滅しているのに、どうやって妊娠したのか?という。
 なお、コメディです。

・「はじめてのおつとめ」
 はじおつ。これもこえけんだったか。
 前半部分は丸まる別物。後半も一から書き直したが、大筋は変わってない。
 主人公とヒロインの関係性……「自分だけが主人公の秘密を知っている」というやつを扱いたかったが、そちらは下の4つめが頑張った。

・「魔法少女はやめられない」
 一番時間かかった。でもいい感じのキャラクター感。
 世界観は「美少女戦士3」と共通というか、設定を流用したというと人聞きが悪いが、ともあれ本編にはあまり関わりがないのでいいかな、と。
 魔法少女である主人公と、それを知るヒロイン、何も知らない友人たち。

 ある日、主人公が友人に声をかけると、無視される。その理由は、家の用事といって遊びの誘いを断ったはずの主人公が、男とデートしているところを見た、というもの――という、あらすじ。嘘つかれたのを怒ってる友人たち。でも主人公には人には言えない事情が、みたいな。
 主人公のドッペルゲンガーがいるかもしれない、主人公に迫っている危機を知っているのはヒロインだけ、という関係性を扱いたかった。


 ……これらをつくる過程にいろんなネタをくっつけたり外したりしていた影響で、「義理の姉妹」「お見合い」「手紙」など共通要素がある。手紙は関係なかったか。
「ねえどっち」は最初、「お見合い相手が実は義理の姉妹と知って落胆、その失恋の傷を癒すための催眠」という案があった。男だと思っていたお見合い相手が、義理の姉だった、ということから始まるラブコメ的な。なぜそんなことになってるかというと、「義理の家族ということで肩身が狭い主人公に居場所を与えるため」みたいな感じ。それは「魔法少女」に採用された。
 もとはといえば、カクヨムコン用に考えていたボツネタだった。そのときは百合ではなかった。


 で、KAC。
 その1「本屋」――「歩く本屋、司書なるもの」

 短編なのだが、けっこう書くことがある。

 この「ブックウォーカー」という名前の由来はそのもの、ほぼ毎日のように目に入る、カクヨム内のバナーによる刷り込みと思われる。「あなたの作品を販売しよう」というやつ。

 教育先鋭都市ミネルバって名前は、上の「男がいる」で最終人類都市って名前を考えた余韻。

 文学ドラッグうんぬんのネタは前からあって、長編としてぼんやり考えていたもの。
 あらすじにある「大厄災」っていうのはずばりコロナ禍のこと。それで学校にいけない、授業時間が足りない……というのを聞いて考えていたことである。教育ディストピア。いちおう、本が敵視されてるのはあの都市のなかでの話。文学ドラッグを使うと、摂取した小説に関連した異能を発現する、などのアイディアがあった。最近文スト観てるけどあまり関係ない。

 AIの関係のくだりは、pixivで久々に投稿した際、「AI作品ですか はい・いいえ」という項目が追加されていたことと、ついったでたまたま見かけた、「AIで書かれた小説ばかり来るから応募を中止した」みたいなツイートから。どれもこの数日の出来事。
 AIはイラストってイメージで、正直ちょっと他人事に感じていたのだが、いつの間にか背後まで迫られていたという不安を覚えた。
 極論、面白ければ読者にとっては、書いてるのが人間だろうとAIだろうと関係ない……、今後の活動への漠然とした不安を整理していて、書くという楽しみは結局自分だけのもの、自分がやりたいからやってるのであって、それは他の何かにやってもらっても意味がない、という結論が本編のオチになっている。まあ、自分の考えたアイディアを他人やAIがどうかたちにするか、というのを楽しむ向きもあるだろうけども。それはともかく。


 そんなこんなで、これまでのいろいろをフル活用した数日間。マジでこの数日で上の全部を書いた自分すごいって、自画自賛してる。いつも頑張ってるつもりだけど、こうして頑張りをかたちにできたので。
 正直、3月はマイナスからのスタート――別方向でエネルギー使っていたという意味で――と思っていたのだが、これまでの人生の経験や知識があるという意味では、みんなプラスからのスタートなのだな、と思ったのでした。

 プラスといえば、KACも今回は1回目からいい感じの世界観を築けたので、なんとかやっていけそう。ネタはお題次第だが、あまり不安はない。

 さて、あと6時間内で約2000字を書かなくちゃいけない。一か月フル投稿に向けて。昨日、精神的に追い詰められそうだからやめとくべきでは、とも思ったが、やれる限り頑張ってみようと考えております。
 前後編というかたちで5000字のものを二つに分けて投稿しよう、という省エネ?戦略。正直ちょっとズルい気もしてるのだが、そうでもして余裕をつくらなくちゃ一か月も持たない……。なんたってストック何もないので。その5000字のものもこれからゼロから書くところ。昨日パッと思いついたものだが、ちゃんとかたちになるだろうか。


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