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5分で読書2022雑記


 初めての近況ノート利用。すぐに消すかもしれないけども。深夜のテンションで壁を乗り越えてみる。

 応募しようと考えていたネタもまとまり、締切近いヤバいと焦っていたけど努力を怠らなければこなせるタスクだと分かって、こういうことを書けるだけの心の余裕が出てきたところ。

 いろいろあったが……とりあえず現状、ミステリが4、恋愛が3あるいは4作、書くことにしました。
 現時点でまだミステリ3作だけですが、残りもあとはプロットにして書くだけという段階。
 なので、まあ、それらを振り返ってみたいな、と。


 まず、ミステリー……「5分で解決探偵、あらわる」。これ、「5分で解決」する「探偵」が現れるのか、「5分で解決探偵」という存在じゃなきゃいけないのかで多少悩んだ。
 とりあえず文字数制限内で仕上げればいいか、とアバウトな方針。

 このコンテスト両部門に言えることだが、ターゲットの読者層は「小学校高学年から中学生」くらいらしいので、殺人とか血生臭いものでなく、「日常の謎」系、それも読者に身近な学校を舞台にしたものでいきたい――理想を言えば、これを機に、読んだ人が「日常の謎」というジャンルにハマる沼を用意したかった。

 が……、まあ、うん。

 昨年? だったか、いつかのKACで書いた異世界探偵が良さげだと思ったので、二話あったものを一つにまとめた。5分かどうかはさておき、特殊なアプローチのミステリということでいいかな、と。

 マッチポンプと人狼は……こう、心の余裕がなくて「もうこれでいこう」と踏み切ってああいうかたちにまとまった。もっと、いい感じに出来たんじゃないかと思っている。
 マッチポンプは「探偵があっさり解決するんだけど、実は犯人は探偵自身。それをあとから追及される」という基本線はなぞってるが、もっと謎解きのあるものにしたかった。
 人狼も、「ゲームを進めながら、別の事件の謎も解く」という基本線をなんとかやってみたものの、変なこだわりのせいで人狼自体がややこしくなってしまった。
 ちなみに、マッチポンプきっかけで、御伽噺的な要素を入れようという全体方針ができ、「人狼だから、演劇部の人たちは三匹の子豚的なもの」というイメージ。実際は七人の小人の名前からキャラをイメージしてるんだけども、特に作中には描かれていない。オオカミと赤ずきんとか、そういうことも考えた。マネージャーはヘッドバッドが得意な赤ずきん(敵の返り血で赤く染まる)という設定があるが、別に本編には関係ない。

 まだ書いてないしタイトルも決まってないが、たぶん「二人はグレーテル」という4本目もその流れ。これは昔書いたネタを物語の「謎」として採用。その「昔書いたやつ」をそのまま抽出して採用しようかと思ったけど、記憶していたものより複雑だった。ちなみにその「昔書いたやつ」の変化形が「かまたん」。元ネタは美少女先生と少年ペアだったのに、いろいろ変遷したもので。


 恋愛。「誰にも言えない恋」。
 読者層は小、中学生なので重い話より、ピュアな……キスとかそれ以上より、告白とか手をつなぐあたりでいこうという指針を立てた。
 朝読ということで、学級文庫的なものにあるとイメージ……そうすると、男子よりは女子の方が読むかな、と読者層を分析。男子はたぶん人前では読まないかな、と。
 読者層を分析してるのは、これが公募で、選考が運営サイドだから。カクヨムでの投稿は読まれればラッキーだからあまり意識しないが、こちらは選考してくれるので、ちょっと狙いにいってみた感じ。当たっているかは分からないけど、ターゲットを意識して書く、というのもいい経験。

 で、恋愛。秘密の恋ということで片想いが真っ先に浮かんだが、「公に出来ない関係」もありかと、比較的最近気付いた。そうなると……監禁とか、ちょっと刺激強め、ダーク系に偏ってしまったり。
 かといって明るめにするとラノベっぽくなってきて、「いやー、この設定はちょっと違うなぁ」とか悩んでいた。男装女子とか考えてたけど……短編で収めるには設定が複雑すぎるし、と。たぶんどこかでいつか使う。

 で、まだ書いてないが……公にできないというか、相手に正体を気付かれてないというもありか、と――ネトゲの嫁が実は身近にいた系を考えた。それといくつかのネタをまぜてこねて、ドキドキ限界突破が完成。まだ仮タイトルである。正直ちょっとこのタイトルはどうかな、と思ってる。

 それから、催眠。隠していた恋心が露に……と、泉鏡花の「外科室」を参考に。兄妹と、その関係を知る第三者という登場人物を考えた。ラストは百合を連想させたいが、明言はしない。
 引きこもりの姉を催眠術で外に連れ出そうとしている……という設定があるが、この「姉」はボツにしたネタの人物。小学生男子とJKの話。妹のことが好きなのかと思ったら私の方だったの、みたいなの。ボツだけど。最初は母親でいくか、そういうラノベあるし、とかも考えた。
 ともあれ、その「姉」は別のネタでかたちになりそう。「こえけん」の方で使おうと思っている。

 そして最後に、というか全体通して最初に思いついたのが、雪女。小泉八雲の小説から。
 正体をバラすと、消えてしまう。なら、分かった上で黙っていたら?というのが、今回のにぴったりじゃん、と。
 たぶん……想定する読者層には合わない内容になると思うが、これはこれで書いてみたいな、と。

 それからもう一つ……これはまあ、余裕があればかたちにしよう、まだオチも決まってないし、というもの。恋愛の4。書ければいいね。そのためにこれから作業に戻ります。


 誰が読むともしれないけど、こういうあとがき的なものをいちどちゃんと書いてみたかった。近況ノートは別の企画……「小説」として投稿するのは微妙な、散文的なものに利用する予定だったが、今回はまあ、その前練習ということで。
 ちなみに、だいたいこういう感じのことをプロフィール欄に書いては消して、してるんだけども。今回は「全部書ききるぞ」という有言実行の意志をかたちにするために、こうして。


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