『アリーシャ・ヴェーバー、あるいは新井若葉と、歴史の終わり』について、いろいろ語っていくノート。本編はこちら↓
https://kakuyomu.jp/works/16817330666308142925 このノートは6章11話までのネタバレを含みますので、未読の方はご注意ください。
さて、6章11話にて、第0話の伏線が回収されたわけですが。それとともに、世界観の全貌も明らかになりました。
彼女のメタ発言が多いのは、カッコ付きの『若葉』ちゃんだからということでお許しあれ。
実は、他にも回収された伏線が、それも複数あります。それはどこでしょう?
一つは、「作品タグ」。歴史改変/タイムトラベル/多世界解釈/擬似歴史/宮廷/恋愛 となっております。
実は答えがこんなところに(笑)しかし、これだけの断片から真相を推理するのは厳しい気がします。
もう一つの伏線回収。それは「カクヨム版イメージイラスト」です。一番下に再掲↓↓↓
ここで喋っている私というのは、カッコ付きの『若葉』、システム上に再現された若葉の人格のコピーです。
なので、カッコで括られた『私』は、アリーシャ、あるいはアリーシャの中にいた方の若葉のこと。
どの程度違っているのか分からないというのは、『若葉』は現実を生きた人間ではないし、アリーシャの中の若葉も、こちらの世界の人生を生きた若葉と同じと言えるのかどうか分からない、だから異世界転生と言えるのか言えないのか、彼女には本当には分からないという理由でした。
それからうすい文字でバックに書かれた文章は、これまでシステムが出力していたメッセージです。
こんな感じで、「実は真相に繋がる情報は結構出ているけど、それぞれを繋ぐための材料が与えられていないので分からない」お話が好きだったりします。
とはいえ理解するためには前提知識や推理が必須の話も不親切だなあと思うので、このお話では仕込んだ情報は基本的には最後までに明らかに示されます。分からない部分については、作品上あまり重要でないか、書き切れていないところかなと……。
なので、特に見落としとかは気にせず、ご安心してご覧いただければと思います。
ですが、最後にもう一つ。
カクヨム版のイメージイラスト、実はもう一つだけ仕掛けがあります。
探してみるもよし、あるいは、最後の楽しみに取っておくもよし。それぞれお好きな形でお楽しみいただければ嬉しいです!