愛宕平九郎

教育実習で体験したお話をもとに書きました。 体育の授業で倉庫に入っていった人影。野球部の練習中に見かけた少年。 僕らが現役の中学生のときにはそんなお話はなかったけれどな‥ ホラー…

部屋にいる男はあと一時間で重大なことが起こります。 彼はそれを乗り切れるのか？ ブラインドの隙間から外を見てみて、ここからなんか話を作るとしたらどんなのだろうな、と思って即興…

仲間に捨てられた子狸が出会ったのは、赤い尻尾をもった狐だった。 独り同士だった狐と子狸は、寂しさを埋めるために寄り添いながら生きていった。 そんな、ある日。 暮らしていた神社に現…

冬のある日、仕事帰りに男がスーパーへ買い物によると、懐かしい赤と緑のパッケージが目に入った。 思い出すのは学生時代に付き合っていた恋人とのエピソード。

今から２０年前、母は言っていた。「一生分の運をここで使うとは」

赤いきつね緑のたぬきのコンテストに参加しています。 私のよく書くシリーズ李仁と湊音の2021年の話と結婚前の話。 気になった方は 「夫夫来来2021」 https://kaku…

特に特徴もない大学生、狸塚（まみづか)。難解不能な講義で女子生徒の孤崎（こさき）が隣に座ったことがきっかけで、講義を共にしていく。後期講義１５日を共に過ごした話。

色の見えない僕と、ズボラな彼女とカップ麺。 色のない世界に光が差す。

「赤いきつね」「緑のたぬき」幸せしみるショートストーリーコンテスト応募作品。 異世界ファンタジーで書いてみました。 国のお姫様に憧れる騎士ユーリは、姫が結婚相手の条件を出したこ…

転勤で東京へ行くことになった朋代。北陸育ち・うどん好きの朋代を心配した大端リーダーが取った行動とは？それが２人を結び付けるきっかけに……

2021年の「赤いきつね」「緑のたぬき」幸せしみるショートストーリーコンテストに応募したものを加筆修正しました。

小学生のころから思いを寄せている男子を高校まで追いかけて行った女子。 その男子とたまたま話すことになった。 あの人は私のことを覚えてくれているのだろうか？

謎のトラブルで漂流を余儀なくされた乗組員たちは、生きながらえるためにある決断を下した。 ソージロー・ヤマナカはその船内で冷凍睡眠から解放されると、何故か他の乗組員の姿が見えないこ…

小説の皇太子の婚約者に生まれ変わったことに気がついたのは、 婚約破棄が成立してからでした。 傷心だった自分を癒してくれたのは、前世でも食べたあのうどんだった。

突如として異世界に召喚された主人公はスキル鑑定をさせられるも、『マルちゃん』というスキルの意味不明さから王の逆鱗に触れ追放されてしまう。 だが、主人公と同時に召喚された三人は、『…

"初恋は実らない"何かのことわざで聞いた事がある。でも、実らせたい。ジタバタしながら足掻いてやる。

同じゼミだけど、隣の隣くらいの距離感の。でも実際にはもっと近い、両片思いの不器用な二人の話。 変わらない味も、いっしょに食べる時間も全部大事だよってことです。

ただ『感謝』している。

年越しの夜、『緑のたぬき』を買うつもりが、『赤いきつね』を買ってしまった父。 テーブルに用意された『赤いきつね』を見て、泣き出す妹。 妹を落ち着かせるために出した父の秘策。 …

魔法と蒸気機関文明が共存した大英連邦に暮らす、当代きっての魔法の天才、ラメンちゃんが、習得した魔法を一切使わずにラーメン屋を開店する物語。 ラメンちゃんが魔法を使わないのは深い理…

　とある家庭で、狸のようなまん丸お腹の父親と幼い一人娘がたった2つのカップ麺で幸せを噛み締める、ちょっぴり切なく不思議なお話。 　

わたし(たぬき)は彼が好き。 彼は緑のたぬきが好き。 同じ人に負けるのはいい。 同じたぬきに負けるのはいい。 しかし緑のたぬき、お前だけは赦せない。

　妹夫婦が海外出張に出たため、一ヶ月間姪っ子を預かることになったおじさん。ある日、姪っ子ちゃんをスーパーに連れて行くと──

東郷翔也がコンビニに寄ると、街で最も注目を集めている他校の女子生徒――カミーユと出会う。 カミーユの一言から始まる恋愛事情が平凡な翔也の人生に波乱を呼ぶ!? コンテスト応募作…

一人暮らしの学生時代、気ままに夜を徘徊したあとの冷えた体に一杯のやさしい赤。 身も心もその一杯に温められていた懐かしいひとときを思い出した。

戦い、それはいつ始まるかわからない。 そんな仁義なき不毛な戦いが小さなスーパーのインスタントラーメン売り場でも繰り広げられる……。 果たして勝利の女神はどちらに微笑むのか。

ヨーロッパのサンタはトナカイに乗って。 ハワイのサンタはサーフィンに乗って。 日本のサンタは・・・。

探偵と助手が赤いきつねを食べるだけ（ミステリーではありません）。

シングルマザーの”私”と、中３の息子、海斗。 朝起きないわ、手伝いはしないわ、学校からのプリントは出さないわで毎日イライラさせられっぱなしだけど、 ある日家に帰ったら赤いきつねと…

売り出し中のアイドル、常夜アカリは日課のエゴサーチで負った傷心を癒したかった。同時に空腹すら満たしたかった。選択肢は一つである。

年越しそばは必ずカップ麺。 嫁はややズボラ。旦那は温厚。 そんな嫁と旦那の熱い(※主にカップ麺のお湯の温度)年越し。 思い出は七味程度に。

　これは東北の大学であったカップラーメンを勧める戦いの記録である。 　幸せ染みるショートストーリーに大学時代の一幕を思い出して書きました。 　昔の仲間との何気ないバカなやり取り…

群馬で暮らす少年ふたりは、万引きを繰り返していた。 小学校の卒業式を控えた真冬。 少年ふたりはまたしても、万引きを担任のやまこ先生に見つかり、家に招かれ赤いきつねをごちそうにな…

現在絶賛モチベ低下中の作者の練習目的の徒然なるエッセイにお付き合いいただきありがとうございます。 以下のサイト「公募ガイド」でこんなことが書いてありました。 https://w…

【まえがき的なやつ】 「赤いきつね」「緑のたぬき」幸せしみるショートストーリーコンテスト参加作品です。 なんと優秀賞に選んでもらいました。大賞じゃなかったのは残念ですが、上位七人…

熟年夫婦が仲良く、緑のたぬきそばを食する大晦日。 妻の奏（かなで）は夫の辰巳（たつみ）との出会いを振り返る。 あの時、年末の寒い駅のホームのベンチでぐうすかと寝ていた辰巳を強引に…

　都内で働く独身会社員、阿賀野月音《あかの　つきね》三十五歳。 　毎年実家への帰省を催促されては、仕事優先で断って来た。 　だけど、少し疲れてきた。 　終電で帰宅したワンルーム…

はっきりと秋とは言えないが日に日に寒くなる。 そんな季節に僕と椿紅夕顔はお付き合いを始めた。 もちろん恋は順調で、見える世界は良い意味で真っ赤に染まる。もちろん血しぶきでとかそん…

人生とは常に選択である

昔々の餅つきの光景です。 田舎暮らしに馴染みのある方に懐かしんで頂けたら幸いです。

「赤いきつね」「緑のたぬき」幸せしみるショートストーリーコンテスト応募作。 短編です。すぐ読めます。 「赤いきつね」「緑のたぬき」幸せしみるショートストーリーコンテストとは。 …

ルアール国に12月がきた。 遠い異国、日いづる国では12月の最終日にお蕎麦を食べる習慣があることを、トゥイーリは勉強していましたが、父上が日いづる国から献上されたそばとうどんを持…

何気ない大晦日。 けれど、小学生のタケルには唯一夜更かしが許される特別な日。

とある地域のしがない会社員のうどん話。

　俺の彼女は親友の妹。 　だから、俺は決めてるんだ。 　彼女が大人になるまで、絶対に手は出さない。 　それなのに誘惑してくる…… 　俺の可愛いお姫様。 　＊＊＊＊＊ 【主…

ある土曜日、気持ちよく微睡んでいた俺の鼻が、危険なニオイを感じていた。 「幸せを探しに行く！　冒険だ！」 小学校三年生になって、ますますやんちゃになっていくご主人の息子が、ま…