• 異世界ファンタジー

『私は世界を救えない』 #5「ブラザーフッド」の話

※本編5章までのネタバレあり
※自分で自分の作品語りするのを見たくない方はブラウザバック推奨

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https://kakuyomu.jp/works/1177354055503800437


ようやく6人目ですよ。6人目が一番ヤバイと言った気がしますが、おわかりいただけたでしょうか。
数々の「ヤベェ奴」が登場してきましたが、私が最も「ヤベェ」と思う要素は、「会話が通じないこと」です。
ゼクさんやロゼールさんは、言うことは聞いてくれないかもしれませんが、会話はできます。なんなら言うことを聞いてくれるマリオさんが一番無害です。

しかし、暴走モードのヤーラ君はお話ができません。人の識別もできないし、状況の把握もできないし、記憶の時系列もぐしゃぐしゃです。まさにカオス。
カオス感を出すため、暴走ヤーラ君の感情はサイコロ振って決めてます。1が出たら怒る、2が出たら笑う、みたいな。
突然笑いだしたりするので書いてるほうもびっくりします。

そんなカオス状態を本能的に恐れているからこそ、普段は病的に几帳面なのです。
けれども几帳面すぎるゆえ、正当な手続きを踏まないチート能力は使えないという。ちぐはぐです。


ちなみに裏話ですが、ヤーラ君をはじめ<なんとかエクスカリバー>の皆さんは元々敵としてつくったキャラでした。
レオニード先輩もただの鬼畜ヤンキーで、ラムラさんはドSだし、ゲンナジーはもう少し頭が良かった(彼はお馬鹿キャラです)。
ヤーラ君も「普段の優等生モードで怪物引き連れて人を虐殺して回る」真性サイコキラーでした。本人も人食います。きっちり調理して。ウヒャー。

あまりにもあれだったし死ぬ未来しか見えなかったんで、主人公パーティに入れるとあら不思議。
ヤーラ君はときどき暴走しちゃうけど優しい坊やとなり、レオ先輩はぐう聖に、ラムラさんはミステリアスな美女に、ゲンちゃんはアホになりました。めでたし。
この愉快な連中は次回も出番があります。お楽しみに。


ここまで読んでくださって、ありがとうございます。

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