陽澄すずめ

  • 現代ドラマ
  • SF
cool_apple_moon
7作品

ありふれた日常系短編

どこにでもある日常の、些細な心の機微を切り取った短編を集めました！
  • に更新
  • 作成
共有…
作者のおすすめ順
#1

呼吸している／
陽澄すずめ

　結婚三年目。子供なし。 　ホワイトデーどころか結婚記念日すらも忘れる夫。 　かつて思い描いていた「奥さん」や「お母さん」の姿とは程遠い私。 　幸せって、何だろう？
  • ★531
  • 恋愛
  • 完結済 1話
  • 6,626文字
  • 更新
うちの旦那、ホワイトデーをきれいさっぱり忘れてたんですけど。
陽澄すずめ
日常のなかの人間ドラマ
坂井令和（れいな）
#2

おおぬきさんと私／
陽澄すずめ

仕事帰りにコーヒーを飲むため、時々立ち寄るファストフード店。そこの店員の『おおぬき』さんと私の間には、いつも必要最低限のやりとりしかない。 人々が行き交う地下街の、あちこちにある…
店員と客。カウンター越しにしか存在しない関係。それでいい。それがいい。
陽澄すずめ
変わらない日常と、変わらない関係と。
夷也荊
#3

去りゆく車窓から／
陽澄すずめ

車窓から見える景色。昔と今とで、変わったものは何だろう。 名鉄犬山線が出てきます。
かつて通勤で使っていた電車に、赤ん坊連れで乗ってみました
陽澄すずめ
誰かは応援してくれてる
坂井令和（れいな）
#4

真白にのぞむ／
陽澄すずめ

　いつ終わるとも知れない、雪国の冬。 　根雪のように積もり積もった疲労と閉塞感の中、ただ一冊の本を返すため、私は図書館へと向かう。 　■ 　３年前に他サイトにて公開したものを…
問題です。主人公が手に取って棚に戻した本のタイトルと著者名は何でしょう
陽澄すずめ
きっと私たちは、本でつながることができる。
夷也荊
#5

窓ごしの花火／
陽澄すずめ

閉ざされた部屋。意識のないまま横たわる、病み衰えた夫。 時が止まったようにすら思える病室で、彼女は不意に懐かしい音を耳にする。 ※五年ほど前に書いたものを転載しました。
真っ白な病室の中で思い出したのは、あの日見た色とりどりの花火だった。
陽澄すずめ
あの夏の日々に、想いを馳せて――。
夷也荊
#6

そして明日もまたアクセルを踏む／
陽澄すずめ

◆◆KAC20212参加作品◆◆ 小さな運送会社の社長・巽は、謝罪のために客先を訪れていた。 それが終われば、休む暇もなく次の配送へと向かう。 何があろうと走り続けなければなら…
いつまで走り続けるか分からない。その先に何があるのかも。
陽澄すずめ
あの月を、見ているだろうか、遠い君。
飯田太朗
#7

リノリウムに足音の鳴る／
陽澄すずめ

◆◆KAC202110参加作品◆◆ 中学生になったばかりの女の子が、教室に忘れ物を取りに行くだけの話です。 ※別サイトで有志企画『第１回リノリウム選手権』が開催された際に投稿…
ぱたぱたぱたん。この先もずっと道は続いていくから。
陽澄すずめ
ぱたぱたと、響く足音、廊下かな。
飯田太朗