子供の頃、フランス革命の絵——オッパイ半分出した女の人が旗持って民衆を先導してる絵、を見て、僕は革命家になろうと決めた。
就職の時、革命家という職種はもうトレンドじゃなかったから、仕方なく広告会社員になった。
そこの社長が「会社に革命を起こす気概でやってくれ」というのを間に受けて、会社転覆を企んでいたら、もちろんクビになった。
僕はこの時、決して癒えない傷を心に負い、世の真実を知ったのだ。会社は人を裏切る。革命を起こせと言っといて、起こせば社員をクビにする。それにオッパイ女も現れない。
それで僕は、世の中に背を向けた。社会との関わりを断ち、好きな女(のオッパイ)だけを見て生きていこう、と決めた。
その第一歩を踏み出した日のことを書いた私小説を、近々投稿しようと思う。僕を知らない人が読んでも、退屈なだけかもしれない。でも、人物の名前を変えてある以外に、嘘はない。