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でも趣味とか俺にあったら―

日曜日、カクヨムさんが結構ド派手に落ちてましたね。Xでも「開かない」の悲鳴の嵐でした。

その時間、まさにピンポイントで予約投稿をしておりました。
どうなったのか全く分からず、どきどきしましたが、ちゃんと復旧し、投稿も出来てました。
良かった。※バックアップはとってます

短歌俳句コンテストに俳句部門で、一句ものとニ十句ものでエントリしております。

https://kakuyomu.jp/works/16818093079297304459(一句もの)
https://kakuyomu.jp/works/16818093079227599843(ニ十句もの)


それで、
「よ~し、せっかく参戦したのだから片っ端から読んで感想コメント残して応援するぞ!」と回っていたら。

もしや、やっちゃったんじゃないこれ?(゚Д゚;)

アカウント抹消されたらそのせいです。

17文字

俳句は短時間で読めるのよ~~(;´∀`)
星爆認定しないで欲しいな~~(;´∀`)


俳句を作ってると学生時代のことがぶわっと甦ってきてなかなか楽しい時間でした。
「そういえばそうだったな」「習ったなあ」とか、次々と想い出されてきました。

短歌や俳句を並べて、どれが好きか教師が挙手させた時に、独りだけいつも違うのを選んでいたとか。
他の生徒は「明るい・可愛い・清々しい」を選ぶのに、わたしは「暗いやつ」を選ぶので、そりゃお前だけだよっていう。

それで宿題として自作を提出したら、早稲田大国文科出の先生に激賞されたこととか。
(JKの頃ね)
(こんなんばっかりや)
(なお、決して巧くはなかった)
(巧くはなかったが当人がヘラヘラしているくせに溢れ出る根暗が単純に異質だった)
(真正根暗)
(根暗キャラなんていうのは偽物です)
(本物の根暗はこちら)


昨年も今年も、短歌俳句コンテストは気が付いたら怒涛の参加者数で、企業のキャンペーンで入選するタイプのもの(お茶のラベルに載るようなやつ)しか相手にされないという下馬評をもとに、あまり気乗りしませんでしたが挑戦したら楽しかった。
従来通りの古臭い短歌や俳句も同じくらい好きだけどなー。


挑戦といえば。

『その溺愛、過剰です!?コンテスト』

4月に企画主さまの私生活のご都合で自主企画が流れちゃってお蔵入りしている五万字の小説が手許にそのままあるのです。
こちらに出せないかなと考えていたのです。
でも求められているのは、男性向け恋愛ゲームの逆バージョンの『女性向け恋愛ゲーム』みたいなやつですよね。無理か。


「俺の求婚を断ったら、お前の家を燃やす」
「ヤバ、この人、やっば。ていうか今、実家燃えてるって連絡きたんですけど」


そんなやつ(どんなやつ)
そしてコミカライズすることがすでに決定されている。

小説がヒットしたから漫画にも。
ではなく。
最初から同時進行。

あのバナーの三種類のイケメン絵。あのあたりがすでにスタンバってる漫画の絵柄ですよねきっと。
どちらさまもオラオラ系の美麗な王子さまで素敵ね。
あの絵に適した小説を書けたらいい線いくのでしょう。


小説に恋愛のときめきを求めるタイプの女性が読みたいものはイケメンで大金持ちの王子さまに溺愛されるロマンチックなものです。
これは永久不変です。
まさに『その溺愛、過剰です!?コンテスト』路線。

あるいは「十二国記」みたいに女の子が想わぬ運命に翻弄されながら異世界で人生を開拓していく硬派なやつ。
こっちはいいんです今のままで。
全然いいです。
女性向けはこれでいい。


問題は少年向けの正統派のラノベ。
冴えないおっさんが異世界に飛んでモテモテになる系ではなくて。

「少し難解で」「憧れるようなかっこいい大人の男がわんさと出てきて」「知的な世界が覗けて」「砂漠や大海や大宇宙、世界の拡がりを教えてくれる」そんな小説。
まあそのへんは漫画が担ってるからいいのか……。
「ソロモン王の秘宝」とか今読んでも面白いけどね。

漫画家さんも腐るほどいるから大変でしょうね。トーンも背景もデジタル素材から貼り付けるからアシスタントも不要、労力が昔の百分の一。
そのかわりに、描き手が飽和状態になってしまった。

巧いけどみんな絵が似てる。
どれ見ても同じ。
顔に差がない。

なんていうのは昔から云われてきたことではあります。とくに少女漫画。

そんな中、「この人だけが描けるこの雰囲気」を持っているとやはり他とは差がついて眼を惹きますよね。
三ヶ月前に急逝されたいのまたむつみさん。色彩が明るくて、女の子の絵がものすごく可愛かった。
華のある絵、見るだけで、すぐに「いのまたむつみさんの絵だ」と分かったものです。

深川我無さんの「邪祓師の腹痛さん」の表紙もいいですよね!

事前にカクヨムで本文を読んでいた方はそれぞれ脳内に作り上げていたイメージがあると想います。
どうでしょうか。
あのイラストは「邪祓師の腹痛さん」のイメージにぴったりでしょうか。

わたしは書籍になって初めて読むのです(まだ読んでない)
腹痛さんを「ふくつうさん」と読んでいたくちです。

表紙をじーっと見て、コートを脱いだらバンドマンみたいなお兄さんと、眼玉と、猫娘みたいな女の子に期待が高まる一方です。
そして煙草です。
かつては、大人の男の代名詞だった煙草。
これを咥え煙草しているその煙がしゅるしゅると渦を巻いているのもいい。

一週目の売り上げ、だ、大事だそうです!

それを過ぎても「邪祓師の腹痛さん」は、たとえば新幹線の駅の売店なんかに重点的に置いて欲しいな。
表紙がとにかくいいので出来れば電車の吊り下げ広告。
慾を言えば中にも挿絵が欲しかったです。


さてカクヨムさんが大変で、わたしは半世紀後にはカクヨムはもう無い(別のものに変わっている)ってどこかで書いたことがあるんですが、それは当然のことで、カクヨムを立ち上げて支えている人たちが定年退職する頃には別の何かが出ていて、「これからはこっち」となるからです。

それよりももっと早く、数年内に「不振で継続出来ません。畳みます」といきなり無くなっちゃうかも知れません。
これほどの大網を広げているのに、何かがズレちゃってるんでしょう。

角川自体、買収されてサンヨーのように消滅しているかもしれません。
がんばれカクヨム。

消滅といえば、我が家の洗濯機はSANYOでまだ現役なのですがサポートも23年に終了してこれが故障したらサヨナラです。
高度成長期を支えた三洋電機の完全なる終焉はさみしいことですね。古い写真や雑誌にはよくサンヨーの広告が躍っています。

そんなご時世ですが、これは天川さんにもお伝えしたのですが、死ぬ前に、
「まだ一番好きな物語を書いてない」
こんな後悔だけは止めておこうと。
誰もが頑張って、出し切って、良作を一つでも多く書けるといいですよね。


本日のタイトル。
「でも趣味とか俺にあったら― とっくに死んでたような気ィするわ―」が続きます。
分かった人は、「ザ・ファブル」通です。

6件のコメント

  • タイトルで「おっ、ザ・ファブル」と思って読み進めた結果、最後の最後に登場!
    ファブルは、あの「ーーー」が気になって最初の頃は物語がなかなか頭に入ってきませんでした。

    『その溺愛、過剰です!?コンテスト』
    私には縁のないコンテストだと思っていつもバナーを眺めています。

    「俺の求婚を断ったら、お前の家を燃やす」
    「ヤバ、この人、やっば。ていうか今、実家燃えてるって連絡きたんですけど」

    これがすごくツボにハマってしまいました。
    燃やすって、もう燃やされてるじゃん……
  • まだ書き終わっていない、そんな作品があるうちは
    やはり死ねませんよね✨

    時間かかっても、書き上げたいと思っています✨
  • 大隅スミヲさん

    スミヲさんもファブルお好きなんですか?
    わー仲間ー。面白いですよね。
    映画化した時にちらっと岡田准一は違うだろうという怒りの声をちらほら見ていたのですが、アニメ化を機に原作を読んでみたら、うんそりゃ違うわって(笑)
    あの役はイケメンがやったら違う。
    みんな好きだけど、わたしのお気に入りはクロちゃんです。

    『その溺愛、過剰です!?コンテスト』
    過剰であることをとにかく強調していたので、ちょっとやそっと「束縛が強い」とかではないのでしょう。
    どれだけやりすぎにするかを競うようなコンテストです。遊園地貸し切りなんかじゃ済まないです。
    トムさまとキャメロンの「ナイト&デイ」くらいはやってもらわないと。
    ドキドキしますね!(他人事)

  • 天川さん

    お世話になっております~。
    人間の欲求の中に「物語を書き綴る」というのがちゃんと入ってるんでしょうねー。「音楽」「絵画」でもいいのですが。
    さもなくばこれほど大勢の人が、しかも7割近くの人が、ほとんど読者ゼロのまま書き続けているわけがないのです。

    酷評されて相手にされなくてもかき続けて今は名曲・名画、そんな創作者たちもきっと同じような衝動にかられて創作していたのでしょうね。
  • Oh....星爆認定されませんように(;´∀`)

    真性根暗w
    多分深川もその類ですね〜(*´ω`*)ヘラヘラ
    そんなことより激賞作が気になりますね(笑)

    腹痛さんの話題に触れて頂きありがとうございます✨
    吊り革にぶら下がったら、人混みを厭わず下山して電車に乗ります(笑)

    小説業界、出版業界どうなることやらですね。。
    農業も先は無さそうなので、なんとかこちらは生き残って欲しいのですが🥲

    溺愛過剰の燃やすぞ解釈、個人的にはめっちゃ好きですけどね🤣
    その男には共感できそうですw

    ファブル読んでみたいと思いつつ、まだ未読です。なおさら読んでみたい。
  • 深川我無@「邪祓師の腹痛さん」書籍化!さん

    「邪祓師の腹痛さん」ようやくケース1を読みました!
    キャラが立ってるってこういうことなのねとしみじみ。
    かなめちゃんの元気さがいいアクセントになってます。
    闇にとらわれた人たちの耳にかなめちゃんの「~!!」という呼びかけが届くと、無理やりにでもお日さまの方を向きそうです。
    そして邪祓師とは、精神もそうですが体力仕事なのですね。
    マイペースすぎる変人に尽くしているかなめちゃんが健気……。

    ドラマ化するなら菅田将暉が適役という感じの腹痛さん。
    妹かペットみたいにかなめちゃんを引きずり回していますが、一体この二人、過去何があったのか気になります。
    売り方次第だと想うのですけどねぇ。
    広告もそうですが、体力のあった頃の角川さんならがんがん売って出ていたでしょうに。

    そしてあとがきも。
    幼少期から怪異をご覧になっていた方なのですね。水木しげるさんと同じですね。
    思い出話のエッセイでもいつか書いて下さいね。

    ザ・ファブルは面白いですよ~。
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