期間中は作品フォローも星と同じ扱いになるって、はじめて知りました。
我が家は本当に1つ1つ、数ヶ月かけてゆっくりと星が積み上がっていくのです。
そんな人にとっては、カクヨムコンは地盤のない選挙のようなものです。
十年経っても突破は無理です。
そんな状況ですが、短篇を出したらどうですか? と人さまに勧めた手前、自分も出しました。
カクヨムコンはとにかく読みやすい方がいいらしいので、読みやすい作品にしましたよ~。
▶新作)「弓の島」(三回で完結)
▶「焼けた空から降り来たる」
現時点での応募総数を見た途端に、いい意味で、心が折れました(笑)
100席あるうち、99席を、古参と交流ネットワークを持っている人が占めてあれもこれも通過して、残りのたった1席を、全体の7割になるわれら底辺層が一生懸命取り合うのです。
「読者を増やす機会」
と云っておられた方がいて、そうだね~と想ったものの、そもそも一瞬で流れ去って消えるので誰の眼にも触れないんじゃなかろうか。
結局は知り合いのものを読んで回るだけで、みなさん精一杯でしょうしね。
とにかく昨年、二桁から三桁に、三桁から四桁に、あれよあれよと星ザクザクになる人たちを大量に目撃したあの衝撃は忘れ難いものがあります。
長篇の提出は、カクヨムコンではない、また別の機会に。
最初の300文字くらい読んで、「面白かったです!」で星もらって、こちらも星をお返ししないと星を剥ぎ取られる、あのせわしない流れに乗っけたくないのもあって、出しません。
なんていうことを云ってたら、この前、初対面の方から雷を落とされまして。
実力でしっかり星を積み上げていると自負されている方にとっては、星爆だの交流のお陰だの云われることは、冒涜と侮辱でしかなかったんです。その方に向けて云っていたわけではなかったのですが、不快であると。
皮肉なことに、異世界Fやラブコメこそ、カクヨムコン中もしっかり読者選考になってますからね~。
「星の数は実力に比例する」
とおっしゃられました。
そこまで云えるのは確かな自負があるからです。素晴らしいことです。
こちら側としては、読専さんをしっかり確保して、安定したハイスコア選手になっておられる方に向けて書いたものではないということを説明させてもらいました。
末端のわたしとても、「星をもらえるだけのものを書けた」という気持ちでやっていますから、そこはちゃんと弁明しました。
【星の数は実力に比例する】
これについては異論がありますけれど。
昨年、プロの方が五十作くらい出して一作も中間を通過しなかった話、ほんと好き。
プロさんが通過しなかった理由は実力ではありません。
●知名度
●交流ネットワークのなさ です。
例えば、「この作品いい!」とコンテスト中に無名の誰かに星をつけたとしますよね。
でもそんな人が、数人程度だと、中間選考は通らないんです。
どれほどその方が賞もちのプロであろうとも、星の数が足りないので通らない。
そんなかんじで、星の数一桁で埋もれていても、素晴らしい作品を書いている方をたくさん知っています。
星の数は実力に比例すると云ったその方は人気ジャンルの方なので、他の様子は知らなかったのでしょう。
毎年苦言があがるように、集客活動や交流先の数で決まる実情は、ある意味正しいのですが、一定の評価値を既に持っている方があまりにも多いために、その人たちで九割の席が埋まって、星の数が少ない人たちが弾かれてしまうのです。
この状況を改善するには、カクヨムコンを年二回開催でもして、前回中間を通過した方は、次回は二次から出発するとか、そのくらいしか出来ないかも知れませんね。
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その他の直近の公開作品
▶「一粒の葡萄」
クロノヒョウさんのお題50回記念に寄せたもの。
▶「底の色」
500文字の掌篇用。
このくらい短いと大勢の人に読んでもらえるんだ~と痛感しました。
本日より二か月、まったり楽しみつつ、出来れば新しい読者さまとの出会いがあらんことを。