先日告知したペンギンSFアンソロジーも盛り上がっておりますが、それはそれとして。
今年も始まりましたね、狂気の祭典「カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ」!
今回は前回より各お題のインターバルが長いので多少余裕がありますが、その分、マラソンしている期間が長い&前回よりお題が一つ多いので、苦しいことに変わりはありませんね。みなさんがんばれ……!
私は当初こそ「今回は見送りかなぁ」などと言っていましたが、結局ここまでの3題を、1作はリメイクでちょっとズルしながらも、一応は皆勤賞ペースで応募しております。絶賛繁忙期の仕事がこれからますます地獄の様相を呈してくるため、残り5題コンプリートは無理かなと思いつつ……挑める範囲で挑みたいなと思っております。
みなさまの参加作品も可能な範囲で拝読する所存ですが、一度読み零すとそのまま流れていってしまうので、読めず終いになったら申し訳ありません;
さて、折り返しには少々早いですが、ここまでの参加作品を振り返ってのご紹介。
①「ダブルバインド・タイムリミット」
【KAC20241】書き出しが『○○には三分以内にやらなければならないことがあった』/ミステリー/2,977字
https://kakuyomu.jp/works/16818093073040842574
へっぽこ探偵&腹黒助手の、爆弾解体ミステリーもどき。
時間制限のお題で浮かんだのが「時限爆弾」でしたが、同じネタの作品が多そうだったので、ひとひねりしたらこうなりました。自分でも何を書いてるんだか分からなくなりましたが(待)、読んでくださった方からの反応が割と良い感触だったので良しとします。タイトルは少々分かりにくいものの、自分ではお気に入り。
同じく3分カウントダウンがテーマの既存短編作「インスタント・クエスト(https://kakuyomu.jp/works/16816927860304296190)」の続編も頭を過りましたが、それはそれで書くのが楽しかったかもしれません(笑)
②「カミナ」
【KAC20242】住宅の内見/伝奇?/7,391字(上下)
https://kakuyomu.jp/works/16818093073164150755
とある御宿に、家をなくした不思議な少年が訪ねてくる話。伝奇というか、童話というか、和風歴史ファンタジーというか……。
このお題だと事故物件ホラーとかミステリの類いが大量生産されそうだったので、思いっきり違うものを書きたいと思い。「動物が巣とか家を内見する童話とか? 動物の家といえば○○○○……って、昔書いたぞ、○○○○の話!」と思い出したのが、17年前初稿の今作。いずれ手直ししてカクヨムに上げたいと思っていたので、ここぞとばかりに改稿しました。
リメイクだから楽勝だと思っていたら、初稿が8000字近い上に、若かりし頃の作品のため文章も非常に拙く、想定外に苦戦する羽目に。もっと時間をかけて直せばだいぶ垢抜けそうだったので、仕上がりは少々心残りです。
③「シュレディンガーの箱」
【KAC20243】箱/恋愛/1,538字
https://kakuyomu.jp/works/16818093073382477139
チキンな彼にプロポーズしてほしい「私」の話。着想&構成5分、執筆1時間。これは早かった(笑)
私には大変珍しい恋愛ジャンルですが、コメディです。タイトルだけはSFっぽいので、期待した方はごめんなさい。
……え? 主人公の心理描写が妙にリアル? この物語はフィクションです(真顔)
ちなみに今回も、できれば全ての応募作を異なるジャンルにしたいと目論んでいます(常に自分で自分の首を絞めるスタイル)
私が得意(ネタが出しやすい)のはSF・現代ドラマ・現代ファンタジー・ホラーあたりなので、厳しさが増す後半戦まで残しておきたいところ……。
ここまでミステリー・伝奇・恋愛と、順調に不得手ジャンルを使ってきていますので、この調子で頑張りたいですねぇ。