カクヨムコン、盛り上がっておりますね! 一年に一度のお祭りなのだなぁと、改めて実感しております。私も時間の許す限り、フォロワーさん中心に応募作を読みに伺いたいですね。
さて、同コンテスト参加作品「不老不死の窓口」が、本日十八時更新の第四話をもちまして完結いたしました! 早速読んでくださった方、応援してくださった方も多く、もったいないほどのレビューまでいただき、感謝感激の現在です。
前回の記事で書いたように、記念受験くらいの気持ちでの応募ではあるのですが、せっかくの機会ですので、色々な方の目に留まってくれるといいですね。
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ここで宣言通り「不老不死の窓口」について、ネタバレ無しで所感というか裏話を少々。
私自身が地方行政に携わる身(市役所窓口ではありませんが)であり、以前から「行政SFが書きたい!」と思って温めていたアイデアが、この作品のメインテーマとなる「冷凍睡眠と法律上の年齢」です。市役所に勤める主人公が、冷凍睡眠を希望する市民たちに対応して悪戦苦闘する様を描く、お仕事ヒューマンドラマ短編連作シリーズのようなものを考えていました。第三話で例として挙げられるエピソードの一部はその片鱗です。
が。脳内で考えるだけでも、地味だわ暗いわテンション低いわで、いまひとつ筆が乗らないまま、早十年(!) 今回のカクヨムコンに当たり、思いきって主人公もストーリーも練り直して短編に仕上げたものが今作です。
温め続けていたものとは違うにしても、結果的にこうして作品として形にして世に出すことができ、とても満足しています。
ちなみに、サイトでは削除済の過去作品にも、「太助」という名前の主人公が一人おりましたが、今作のタスケくんとは全くの無関係です。ですが、こちらも懐かしいキャラを蘇らせてあげられたような気がして、ちょっと嬉しくなりました(笑)
長くなりましたが、まだまだ続くカクヨムコン、みなさま楽しんで参りましょう!