この度の大阪地震について、応援コメントを沢山の方から頂きました。カクヨムで皆さんに出逢えたことで、こんなにも励まされるとは思いもせず……感慨無量という言葉は、こういうことか、と感じ入りました。本当にありがとうございます。
高槻を襲った『震度6』は、神戸を破壊し尽くしたと同じ震度です。神戸が燃えている……あの日、テレビで見た映像が、一瞬、脳裏を過ぎりました。「故郷がなくなったら、どないしたらええの!?」と、真剣に思いました。
幸いなことに(と言えば語弊がありますが)、二つの悲劇的な震災の教訓が、大阪府下でしっかりと生かされていたようです。家屋の倒壊や破損、水道管の破裂、ガスの供給の停止、道路の陥没など、震災被害が避けられない地域もありましたが、姉曰く「本震の翌日には、給水車が来た。自衛隊も来た。今現在、全国の水道局関係者とガス会社が大阪に集結してる」とのことです。
自分が被災したわけでもないくせに、この一週間、頭がもやもやとした状態で……地震についてのエッセイを書き終えて以降、PCの前にはりついて地震のニュースをググり続けておりました。
アメリカでは、今回の大阪地震についての報道はほんの一瞬で終わりました。「失われた命が少なかったのだから、被害も少ないだろう」と切り捨てられた感が半端なくて。あれだけの震度の中、多くの命が守られたことは今後のためにもニュースとして取り上げるべきなのに。
連載中のハイファンタジーも更新が止まったままなのが気にかかりながらも、頭の中のもやもやが邪魔をして創作に集中することが出来ませんでした。ぼーっとしていると変なことばかり考えるので、友人と会ったり、皆様の作品をここぞとばかりに読ませて頂いたり……そうすることで、一週間を乗り切ることが出来ました。
私も、私の家族も元気です。愛する高槻市はまだ「元気」と言える状態ではありませんが、少しずつ、復旧は進んでいます。震災対策をしっかりと行なっていた鉄道各社の努力が実り、生活の導線である交通網の復旧も驚くほど迅速でした。
事が起これば「なめたらあかんで〜」と火事場の馬鹿力を発揮するのが大阪人です。何があってもへこたれません。それが大阪人の強みです。だから、私の大好きな大阪は、絶対に大丈夫です。
心からの応援を下さった皆様に感謝しつつ。さて、私も今日から通常運転に戻るぞーっ!